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レコマ君のジャズレコード独り言　 PART-3 第72回目　今週は「PRESTIGE」の後期の「ラベル」のこと。 2010年5月14日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/
今回も、「PRESTIGE」の後期の「ラベル」について述べます。　前回、少し紹介させて頂いた、「OJC」の「スタンパー」に関して、掘り下げて述べます。
まず、これは以前に「ファンタジー・レコード」のところで述べた、「CJC」レーベルの推移と関連している。　1983年ジャズ専門レーベル、「オリジナル・ジャズ・クラシックス」（OJC）を設立し、ジャズ系レーベルのりリイシューを開始する。　これまでに、リイッシュされたものに、前回まで述べていた「草色=グリーン・ラベル」が有るものと考える。この時代の「マスター」は、吸収した過去の「レーベル」のものを使用していたか、「リマスター」されたものも、その「エンジニア」の表記はされていなかったと考える。　「CD」のリリースが始まるころから、それようの「リマスター」が始まったことは推測される。　'85、'86年ごろから「デジタル・リマスター」が活発になっていくと考えられる。それまでの「カタログ」には「LP」と「カセット」のナンバーがクレジットされていた。　「CD」の普及と合わせ、「LP」と「CD」のナンバーが表記されるようになる。　これらから推測されることに、「OJC」の「厚紙ジャケット」品の音が「アナログ・マスター」だと言われていることがある。

「1988年」　「PHIL DE LANCIE」による、リマスター表記がある。

これは、「1990年」　「PHIL DE LANCIE」による、リマスターの表記がある。

これは、「1991年」　「GARY HOBISH」のリマスターの表記がある。
資料の「リマスター」のエンジニア名と合わせて、その「年」が記されている。これらのことから「フアンタジー」が本格的にデジタル・リマスター」に取り掛かるのは、1987年ごろと判断できる。
	前回にも掲載した、「RE 1」のスタンパーのディスク。このアルバムではジャケットに「リマスター・エンジニア」の明記はされていない。
又、「リマスター」の「エンジニア」も複数になっていることがうかがえる。このことは、「リマスタリング」によって「音」が変わっていることも推測される。　ただ、前回の「RE 1」のリマスターが誰のものかは現在判明していない。
今回の「リマスター」のことに就いては現在ここまでで、又新しい情報が入れば紹介します。　「今週の推奨盤」で前回紹介できなかった、「グリーン・ラベル」のアルバムをとりあげます。
♪「今週の推奨盤」♪ 　前回紹介できなかった「グリーン・ラベル」のアルバムを！


BOBBY TIMMONS　のアルバム。「PRESTIGE」後期にもティモンズの良いアルバムが結構有ります。「VANGELDER」刻印入りも出てくる。

SONNY CRISS　のアルバム。このディスクのスタンパーは「Bell Sound」の刻印入りになっている。

「TRANEING IN」ジャケットは再発のジャケット。これも「VANGELDER」の刻印入りスタンパー盤。　　これは「ラベル」の外周部の文字のないラベル。タイトル他は別刷りなのだが、このようなラベルを使用するところも「アメリカだから…」なのか。

「STRANGE BLUES」ジャッキー・マクリーンの未発表になっていたもの。内容はレギュラーでリリースされなかったのが判らないほど、良い内容のもの。「VANGELDER」の刻印入りスタンパー盤。
これら「グリーン・ラベル」盤は盤質も良い材質を使用していていると思われるので、ディスクのノイズが結構少ないめだ。　又新しい物が入れば紹介します。
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