ハイファイ堂メールマガジン

fukunami

レコマ君のジャズレコード独り言　 PART-3 第74回目　今週は「PRESTIGE」の後期の「ラベル」のこと。 2010年5月28日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/
今回は、「PRESTIGE」他の復刻レーベル「O.J.C.」の「リマスター」について述べます。　以前にも少し述べましたが、「ファンタジー・レコード」から1983年に設立された、ジャズ専門レーベル、「オリジナル・ジャズ・クラシックス＝O.J.C.」の「リマスター」についてもう少し掘り下げて述べます。
この「O.J.C.」のジャケットに「バーコード」が無いものと、「バーコード」が入っているものがある。　1986、７年ごろからのものにこの「バーコード」が付いてくる。資料のように、「バーコード」の無いジャケットを使用した折に、「バーコード」のシールをジャケット裏に別途「貼り付けた」時のものがある。　レコード・ナンバー的には「OJC 300番台」以降と考えられる。
当時、「アナログ」のものが「デジタル」な「バーコード」が付いていることに「違和感」を覚えた記憶がある。現在調べた結果、「PHIL DE LANCIE」による、リマスター表記があるジャケットは、1987年が最も古い物と推察され、これには「バーコード」が印刷されている。　この「リマスター」の表記がされているものと、「バーコード」が入っているものとはシンクロしていると考えられる。




上記、上から「OJC-052」、「OJC-078」、「OJC-127」、「OJC-212」でこれらは「バーコード」の無いもの。　内３枚は厚紙ジャケット品になっている。　この時期のものが後に再製作される折には「バーコードのあるものになっていると考えられる。


先に述べた、元々は「バーコード」の無いジャケットに「バーコード・シール」を貼り付けたジャケット。したがって「リマスター」のクレジットがない。ナンバーは「OJC-241」でこの番号前後がちょうど「バーコード」の入る過渡期かと思える。


「バーコード」が入ったジャケットで、「REMASTERE 1987 BY PHIL DE LANCIE」のクレジットが入って入るもの。この時期以降のものは「リマスター」の表記がされている。(ただ100％かどうかはまだ確認できていない。）






「バーコード」と「リマスタ−」のクレジットが入ったもの。上から「OJC-394」、「OJC-408」、「OJC-606」(このリマスターは1991年になっている）の各アルバム。　「OJC」でも後年「カスタム」シリーズがリリースされるがこれらには上記の表記と、「バーコード」は入っていない。下が「カスタム」シリーズのジャケットの「裏側」

次回はこのフアンタジーからリイッシュされた「カスタム・シリーズ」の数々を紹介します。このシリーズの中には「重量盤」でリリースされたものもあり、日本人の関わりも思われるものだ。
今回の「今週の推奨盤」　上記のアルバム達です。
メールはこちら。 mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/