これは「MPS」がオリジナルになるモノ。「LADY LIKE / MARIAM KLEIN」 MPS 21 21885-6 彼女が「ビリー・ホリディー」のようにと、素晴らしいボーカルを聴かせてくれる。またサイドメンに、ロイ・エルドリッジ、デクスター・ゴードン、スライド・ハンプトンらが付き合っている。
これも「MPS」がオリジナルになるモノ。「SLEEPING BEE / BILLY TAYLOR」 MPS 15 234 ビリー・テイラーが「MPS」に残したグッド・ドライブ・アルバムだ。
「SABA」、「MPS」には他にも結構多くの「ジャズ・アルバム」が残されている。
次は「ドイツ・CBS」のジャズ・アルバムの復刻盤。下記の2枚はドイツの超弩級アルバムと評価されるアルバムのリイッシュ。 復刻レーベル、「L + R RECORDS」レーベルから'80年にリイッシュされたもの。
「JOGI JAZZ / JOKI FREUND」 1963年の録音 メンバーはJoki Freund : arranger, sax 、Emil Mangelsdorff :sa fl、Wolfgang Dauner p、 Eberhard Weber b、 Karl Theodor Geier b、 Peter Baumeister ds
コマーシャルを廃した、芸術至上主義に徹した、「ヨギ・フロイト」の「欧州・ジャズ」の代表作と高い評価を得た「ドイツ・CBS」の名盤。 この「L + R RECORDS」レーベルから1980年にリイッシュされた貴重盤。
「DREAM TALK / WOLFGANG DAUNER」 1964年の録音 メンバーはWolfgang Dauner p Eberhard Weber b Fred Braceful dr のトリオ。 先の「JOGI JAZZ」のリズム・セクションともいえるが、これぞユーロ・ジャズと言いたい魅惑に溢れた、コレクター垂涎のアルバム。 これもよく「L + R RECORDS」レーベルからよく復刻されたものだ。
「L + R RECORDS」レーベルからは他にもリリースされているものが有るが、上記の2枚は格別のリイッシュだ。
次回は「ドイツ・レーベル」では逃せないレーベルの「ECM」レコード等について述べます。
♪「今週の推奨盤」♪
今回は、珍しい「英国」の「KINGDOM RECORD」のアルバムを数枚紹介します。
「CHARLIE MINGUS / FINAL WORKS」KINGDOM RECORD GATE 7016 これは「チャーリー・ミンガス」の最後のセッションと思われる、1984年のレコーディング。 メンバーに、ライオネル・ハンプトン、ウッディー・ショー、ジェリー・マリガン、ダニー・リッチモンド、他にヨーロッパのミュージシャンを入れたグループで構成されており、曲も、「フォーバス知事の…」等ミンガスのアルバムでよく知られたものもとりあげている。
「STAN GETZ IN CONCERT」KINGDOM RECORD GATE 7004 これは1981年のレコーディングと思われるが、名曲「ラ・フェスタ」を思わせる曲想で、ポール・ホーン、マイク・ガルソン、とのセッション。「ワーク・ソング」も「ネイチャー・ボーイ」も、良い出来だ。
「AHMAD JAMAL AND GARY BURTON」KINGDOM RECORD GATE 7006 と、 「AHMAD JAMAL AT BUBBA'S」KINGDOM RECORD GATE 7002 この2枚は、アーマッド・ジャマルのアルバムだが、上は、ゲーリー・バートンとのセッション。下は「トリオ」演奏。 これまでの、ジャマルよりは多少音数が増えているのが特徴だが、流石にベテランらしい上手さと、聴くものを魅了してやまない。1曲目の「ワルツ・フオー・デビー」は聴きモノ。 全てフランスでの録音だが、このリリースまで他からは発売されていない音源と思える。