ハイファイ堂メールマガジン

レコマ君のジャズレコード独り言 2013年02月15日　レコマ君　今回は、「ピアノ・トリオ・アルバム考」(3）です。
今回も、レアな「ピアノ・トリオ・アルバム」を紹介します。
まず、白人ながらよくスイングする「JIMMY WISNER＝ジミー・ワイズナー」のアルバム。

「APPERCEPTION　/　JIMMY WISNER」　　CHANCELLOR CHJ 5014 JIMMY WISNER p MILT HINTON or ACE TESONE b OSIE JOHNSON & DAVE LEVIN ds 1960年録音
「ジミー・ワイズナー」の数少ないアルバムのなかの、「CHANCELLOR」レーベルからのレアなアルバム。2つのトリオ・セットから構成されている。　国内では「センチュリー・レコード」から復刻されているだけ。

「BLUES FOR HARVEY　/　JIMMY WISNER」　FELSTED FL 7509 JIMMY WISNER p ACE TESONE b CHICK KEENY ds 1959年録音
少ないワイズナーのリーダー・アルバムで、オリジナルも超レアです。　「フレッシュ・サウンド」から復刻されているが、国内盤での復刻はされていない。

「ALL ABOUT NORMA　/　NORMA MENDOZA」　　FIRE BIRD NORMA MENDOZA vo JIMMY WISNER TRIO
これは、「NORMA＝ノーマ」からの復刻盤だが、このバックが「ジミー・ワイズナー・トリオ」だ。　　　　　「ノーマ・メンドーザ」の超レア！アルバムの復刻で、「ジミー・ワイズナー」の奥さんだった時代にレコーディングしたものと考えられる。　この「ノーマ」盤もすでに廃盤で、密かにトレードされるアルバムになっている。
次ぎに、「サボイ」、「レジェンド」等にもレコーディングをしているが、今回「マイナー・レーベル」にレコーディングしている「JOE BURTON＝ジョー・バートン」のアルバムを述べます。

「SUBTLE SOUND　/　JOE BURTON」　　JODAY　　JP　1000 JOE BURTON p JOY KAVE b RONNIE KING ds　1958年　録音
幻のピアノ・トリオ「JODAY」レーベルに有る2枚の中の1枚。　この資料はオリジナルになるが、国内盤の発売はないです。　オリジナルもほとんど出てきません。　白人ながらあまり白っぽくない演奏。夜長に一杯やりながらのアルバム。

「ST. LOUIS BLUES　/　JOE BURTON」　　　JODAY　JP　1001 JOE BURTON p SAM AGREES b SAM COHEN or CHUCK CHRISTIANEN ds
「JODAY」レーベルの2枚の中の1枚。これは「フレッシュ・サウンド」からのもので、国内盤は出ていません。内容的にはこちらの方が上かと。とにかくレア！

「THE TASTY TOUCH OF　/　JOE BURTON」　　ROTH JOE BURTON p DON BAGLEY b MARK BARNETT g BOB MORGAN ds
メンバーから見て西海岸のアルバム。　ピアノの「ジョン・バートン」は「サボイ」にもアルバムを残していますし、ベースの「ドン・バーグレー」も「DOT」に「ジミー・ロールス」とのアルバムを残している。　なかなか見ない幻のピアノ・トリオ・アルバム。
これらのアルバムは「オーバーシーズ」のような超 A 級のアイテムではないが、入手にはなかなか困難を伴うものだ。
次回もこれらの珍しい「ピアノ・トリオ」のアイテムに関して述べます。
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