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こんにちは。福岡店の平です。今回は自分の勉強も兼ねてレコード針の針先の種類についてご紹介したいと思います。針先の種類は大きく分けて5種類あり、 1.丸針...一般的なレンジの音域の再生ができる中庸なタイプ。針寿命は平均200時間。 2.楕円針...高音域の伸びに特徴を持たせたタイプ。針寿命は平均150時間。 3.シバタ（4ch）針...前後左右と4chのサウンドとして再生できるタイプ(レコード自体が4ch録音されたものに限る)。針寿命は平均400時間。 4.超楕円針...楕円針よりもさらにカッティングを深くしトレース能力を高めたタイプ。針寿命は平均400時間。 5.SAS針...レコードをカッティングするチップに限りなく近い形状を持ち、高音から低音まで幅広く再生が可能なモデル。針寿命は平均500時間。形状も針寿命も様々ですね。
丸針のカートリッジの代表的なモデルでいいますとortofonのSPU-GやDENONのDL-103などがあります。針先としては汎用なタイプですがカートリッジは名品そのものです。
	楕円針の代表的なモデルはSHUREのV15type3、DENONのDL-301シリーズです。高域に特徴をもつ、と言われている針先ですが中・低域もエネルギッシュに鳴らしてくれます。
シバタ針はあまり製品数も多くないのですが採用しているモデルを調べるとaudio-technicaのAT15Sa、ortofonのMC　JUBILEEなどがありました。まだ自分はその音を聞いた事がないのでいつか聞いてみたいです。
	超楕円針の代表的なモデルはSHUREのV15type5、SONYのXL-44lなどがあります。高域が、というよりはやはりトレース能力が高いので輪郭のしっかりしたメリハリのある音を鳴らしていると思います。
SAS針を採用しているモデルはカートリッジはSHUREのV15VxMR、替え針は同じくSHUREのVN5xMRがあります。最高音質と言われているこのSAS針タイプ。たまたま福岡店で先日入荷したのですが、ウェブにアップした当日早速注文が入ってました・・。さすがですね。
今回針先の種類と特徴について書きましたが、具体的なモデルを見ると結局針先だけでは音質は決まりませんし、あくまで参考にしていただければと思いました。実際は耳で聴いてみないとそのカートリッジの音というものは分からないので、お近くにこられた際は是非福岡店でご試聴くださいませ。

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