ハイファイ堂メールマガジン

ハイファイ堂メールマガジンをご覧の皆様こんにちは、福岡店の江副弘太郎です。最近は急に肌寒くなってきて、冬を感じさせる気候にもなりました。早いもので気が付けば今年も残すところあと2ヶ月となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。さて今回はAR社のAR-3aのご紹介を少しですがさせて頂きたいと思います。
ARはAcoustic Research社というアメリカのブランドですが、特にこのAR-3aに関しては非常に評価の高いスピーカーです。（写真は1994年復刻モデル）
	あのマイルスデイヴィスやカラヤンが愛用してたとの事。写真左下にはAR社のロゴが印刷されていますので当時の宣伝用パンプレットなのかなと思います。 1959年に発表されたAR-3のスコーカーとトゥイーターを改良したスピーカーシステムで1966年に1台162000円で発売されていたとのこと。ということでマイルスデイヴィスを試聴してみました。
レコードプレーヤー　MICRO/BL-10X コントロールアンプ　marantz/Model3300 パワーアンプ　marantz/Model250 今回はこちらのセットで鳴らしてみました。私見ですがこのAR-3a、見た目は派手ではなく地味でもなくと外見では全く想像もつかない程深く、重心の低い音です。今回試聴したRelaxin With the Miles Davis Quintetですが、よく良いスピーカーは演奏者の息使いがリアルに聴こえるといいますが、まさにマイルスデイヴィスのトランペット、コルトレーンのテナーそのどちらをもライブ感を損なわずに再現していると思います。
	特筆すべきはこの厚いエンクロージャーにあるようです。アコースティック・サスペンション方式というものを採用されているようで、強度の高いコーン紙と空気漏れと共振のない完全密閉された箱を用いており、低音再生時における寄生振動を制動し、歪を抑えるとあります。最初に聴いた時の重心の低い感じは他のスピーカーとは一線を画すARならではの低域がミソだったのだなと感じました。
今回はやはり見た目では判断できないオーディオの奥深さを改めて感じました。不思議と音が良いと見た目も良く感じてくるものですね。ハイファイ堂では毎日古い物から新しい物まで続々と入荷しております。近くをお通りの際は是非お立ち寄り下さい。よろしくお願い致します。

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