JBL/Lancerシリーズハイファイ堂メールマガジン第666号福岡店

JBL/Lancerシリーズ
ハイファイ堂メールマガジン第666号福岡店


みなさまこんにちは。福岡店の平です。前回のメルマガで早く気温がちょうどいい季節になって欲しいと書きましたが一ヶ月たってちょうどいい季節が早くも過ぎようとしています。僕の部屋は寒いです。日当たりが悪いんです・・・。

本日はJBL/Lancerシリーズについて紹介したいと思います。
そもそも「Lancer」って何でしょう・・？ → → → → →　Lancer=槍騎兵　だそうです。・・・ふ〜んとしか言いようがありません(笑)
なぜスピーカーに槍騎兵の名を冠したのかは分かりませんがスタジオモニターの43××シリーズに対してコンシューマーモデルのLシリーズの礎となったことだけは確かでしょう。
	とりわけ僕の思い入れが深いのはLancerシリーズの最高峰L101です。
ハイファイ堂に入社して間もない頃、今までCDやパソコンで機械的な音楽しか聴いたことがなかった自分が初めてヴィンテージの音って凄い！と感じたのがこのL101でした。何と言っても175DLHの「プゥゥッパーーーーーッン」というトランペットの音と言ったら、あぁ本物のラッパの音だなぁと思わずにはいられませんでした。
それからというもの来店されるお客様には全員にL101を案内したのを覚えています（笑）
次に印象深かったのはL44です。
	名フルレンジユニットLE8Tのシンプルな1スピーカー+パッシブラジエーターのユニット構成ながらその音色の豊かさと押し出しの迫力はびっくり仰天。数年前のメルマガでL44とL54トリムライン、サンスイのSP-LE8Tを聴き比べしたことがありましたが自分的にはこのL44Lancerが好みでした。
SANSUI/SP-LE8T→ LE8T一発のバスレフタイプ
	←JBL/L54 Trimline ユニット構成はL44と全く同じでエンクロージャーだけ違います。
そして今週福岡店にL77 Lancerが入荷しました！ユニット、外装ともメンテナンス済みです！

25cmウーファーLE10Aに同仕様のパッシブラジエーターPR10を併用したドロンコーンシステム。高域はコーン型ツィーターLE20が搭載されています。 http://www.hifido.co.jp/KWL77/G1--/P/A10/J/0-15/S0/M0/C16-07425-12323-00/
早速試聴しました→→→

・・・いやぁ、やっぱりジャズはいいですね。L101はラッパを「吹かして鳴らす」印象でしたがこっちのLE20のツィーターは「鳴らして鳴らす」印象です。自分で書いてても意味がよく分かりませんがとにかく高域のスピード感があります。
対してクラシック、ヴォーカルはどうか・・・？毎度おなじみドヴォルザークの新世界をかけてみました。さすがにオーケストラは高域がちょっと物足りない気もしますが中低域の迫力はなかなかのモノでした。弦の協奏曲などはアリだと思います。ヴォーカルはクラシック以上に鳴らせます。アナログライクなトーンが楽しめると思います。
	ちなみに ←こっちがパッシブラジエーターで
こっちがLE10Aです→ あしからず。

そしてL44同様横置きとしても設計されているのが面白いですね。
43××シリーズと比べるとやや知名度の落ちるLancerシリーズ・Lシリーズですが家庭内向けに設計されているだけあって使い勝手はいいですし、もしジャズに特化して聞きたい方であればモニタースピーカー以上に「グッと」くるサウンドで楽しめます。ツラ構えも渋くてオススメです！それでは今週はこれにて失礼いたします。