DIATONE 2S-305D、ヴォーカルが綺麗！ハイファイ堂メールマガジン第738号福岡店

DIATONE 2S-305D、ヴォーカルが綺麗！
ハイファイ堂メールマガジン第738号福岡店

長かった冬も過ぎ去り、春になりました。桜の開花前線も順調に北上しています。福岡では今週開花、来週末くらいが見頃ではないかと思います。福岡店の福永　正和です。
今回のメルマガでは、DIATONE 2S-305Dでヴォーカルものをメインに聴き比べようと思ったのですが、いかんせん単純比較ではわかりにくい。ということで、ちょっと脱線して小ネタを取り上げさせていただきます。
日本の歌は、普通に英語のフレーズが出てきますよね。当たり前に。英語圏の方々がどう思うかはわかりませんし、特に気にかけてはいない気がしますが、逆のパターンは、よく話題になりますよね。「誰それの歌の中に日本語のフレーズがある」ということで、今回は日本語が歌詞に使われている曲を7曲（半端ですが...）取り上げてみたいと思います。
1曲目は、クインシー・ジョーンズの『愛のコリーダ』です。まあ、有名ですね。「ア〜イノコリ〜ダ♪」のフレーズのみ日本語ですが、印象的です。オリジナルと思ってましたが、チャス・ジャンケルという人の曲のカヴァーだそうです。この方、ダンス系のシンセサイザー奏者のようで、その筋では有名らしいです。
	2曲目は、キング・クリムゾンの『待ってください』。この曲というか、この『ディシプリン』というアルバムに関しては山ほど言いたいことはありますが、プログレ時代からかなり変わったアルバムです。この『待ってください』はその中でも、ゆったりとしたリズムの中にゆら〜〜っと「マッテクダサ〜〜イ♪」という日本語が突然出てきます。このアルバムはプログレ時代とは全くの別物で、キング・クリムゾン名義でリリースされる予定ではなかったらしいですが、その後のキング・クリムゾンの活動を見る限り、今ではまさしくキング・クリムゾンのアルバムだなと感じます。
3曲目は、これも有名なスティックスの『ミスター・ロボット』です。「ドモアリガットミスターロボット、マタアウヒマデ〜♪ドモアリガットミスターロボット、ヒミツヲシリタ〜イ♪」確か1983年の作品ですが、この頃のイメージでは、21世紀にこういうロボットを作るのは日本だと考えられていたからでしょう。このアルバムを題材にミュージカルなども出来たと記憶していますが、日本ではこの奇妙なフレーズが先行して、アルバムそのものにはあまりスポットが当たらなかった気がします。残念。
	4曲目は、真面目に笑って大丈夫なジグ・ジグ・スパトニックの『ラブ・ミサイル F1-11』です。元ジェネレーションXのトニー・ジェームスが中心となって1982年に結成され、契約金15億円！でデビュー。このエピソードからして、ジャケットからして、ツッコミどころ満載です。「カゲキナボウリョク　タベモノハオイシイ」「ミズヲノンデハイケマセン　ユメヲミルコトハヨイ」 ...歌詞というより台詞ですね。彼らはこのあと2ndアルバムを出したり、布袋寅泰さんとコラボしたりしていましたがどうなったのでしょうか....。
次は5曲目ですね。ジグ・ジグ・スパトニック並みにビッグマウスながら、笑ってはいけない（？）マニック・ストリート・プリーチャーズの『オーシャン・スプレイ』イントロの前に台詞が入ります。「メ　トッテモウツクシイデスネ　トテモウツクシイメヲシテマス」この台詞のあとにアコースティックギターのイントロが入る印象的な曲です。彼らはデビュー時に「２枚組のデビューアルバムをリリースして全世界でNo.１になって解散する！」と豪語しながら、本国イギリスでもNo.１になれず、苦渋の決断で活動を続けます。このアルバムは通算6枚目ですが、個人的にはこの素晴らしいバンドが解散しなくてよかったと思っています。まあ、若気の至りでしょうね。よくあることです。
	6曲目は、クイーンの『手を取り合って』です。このテーマには欠かせない曲です。「テヲトリアッテ　コノママイコウ　アイスルヒトヨ♪　シズカナヨイニ　ヒカリヲトモシ　イトシキ　オシエヲイダキ♪」美しいです。名盤『華麗なるレース』に収録され、日本ではシングル盤も発売されています。もともと最初にクイーンの人気が出たのが日本で、彼らの希望で当時の通訳さんが英詞を和訳したらしいです。この曲に限っては、もう日本語でなければならない必然性が感じられます。
さて、最後の7曲目は、バッドフィンガーの『ノー・ワン・ノウズ』です。隠れた名曲が多すぎるバンドですが、バンド自体の認知度もなぜか低く、この曲がピックアップされることもほとんどありませんが、なんていい曲なんでしょう。「誰も知らない　誰も知らない　誰も知らない　知らない　なんて素晴らしいんでしょう　あなたが輝いているとき」これも台詞ですね。この声は、サディスティック･ミカ･バンドの加藤ミカさんなんです（なので台詞部分はこの曲だけ漢字仮名交じりで）。当時ミカさんがプロデューサーのクリス・トーマスと付き合っていたことからひょこっと出たらしく、クレジットもありません。この曲を聴いて、またバッドフィンガーのアルバムを聴き直しましたが、なぜこんないい曲ばかりの彼らが見直されないのでしょう。不思議です....。
長くなりましたが、この7曲を中心にCDをランダムに聴きましたが、やはりDIATONE 2S-305Dでは、ヴォーカルが綺麗です。クイーンのフレディ・マーキュリーの声の伸びなど抜群です。生ギターの音も良いです。それに対して、ジグ・ジグ・スパトニックのシンセサイザーなどはちょっと大人しめですね。と、こんな聴き方をしながら音を楽しむのも良いかと思います。ゆっくりとリラックスして、ちょっとソファで寛ぎながら、いかがでしょうか。

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長かった冬も過ぎ去り、春になりました。桜の開花前線も順調に北上しています。福岡では今週開花、来週末くらいが見頃ではないかと思います。福岡店の福永　正和です。
今回のメルマガでは、DIATONE 2S-305Dでヴォーカルものをメインに聴き比べようと思ったのですが、いかんせん単純比較ではわかりにくい。ということで、ちょっと脱線して小ネタを取り上げさせていただきます。
日本の歌は、普通に英語のフレーズが出てきますよね。当たり前に。英語圏の方々がどう思うかはわかりませんし、特に気にかけてはいない気がしますが、逆のパターンは、よく話題になりますよね。「誰それの歌の中に日本語のフレーズがある」ということで、今回は日本語が歌詞に使われている曲を7曲（半端ですが...）取り上げてみたいと思います。
1曲目は、クインシー・ジョーンズの『愛のコリーダ』です。まあ、有名ですね。「ア〜イノコリ〜ダ♪」のフレーズのみ日本語ですが、印象的です。オリジナルと思ってましたが、チャス・ジャンケルという人の曲のカヴァーだそうです。この方、ダンス系のシンセサイザー奏者のようで、その筋では有名らしいです。
	2曲目は、キング・クリムゾンの『待ってください』。この曲というか、この『ディシプリン』というアルバムに関しては山ほど言いたいことはありますが、プログレ時代からかなり変わったアルバムです。この『待ってください』はその中でも、ゆったりとしたリズムの中にゆら〜〜っと「マッテクダサ〜〜イ♪」という日本語が突然出てきます。このアルバムはプログレ時代とは全くの別物で、キング・クリムゾン名義でリリースされる予定ではなかったらしいですが、その後のキング・クリムゾンの活動を見る限り、今ではまさしくキング・クリムゾンのアルバムだなと感じます。
3曲目は、これも有名なスティックスの『ミスター・ロボット』です。「ドモアリガットミスターロボット、マタアウヒマデ〜♪ドモアリガットミスターロボット、ヒミツヲシリタ〜イ♪」確か1983年の作品ですが、この頃のイメージでは、21世紀にこういうロボットを作るのは日本だと考えられていたからでしょう。このアルバムを題材にミュージカルなども出来たと記憶していますが、日本ではこの奇妙なフレーズが先行して、アルバムそのものにはあまりスポットが当たらなかった気がします。残念。
	4曲目は、真面目に笑って大丈夫なジグ・ジグ・スパトニックの『ラブ・ミサイル F1-11』です。元ジェネレーションXのトニー・ジェームスが中心となって1982年に結成され、契約金15億円！でデビュー。このエピソードからして、ジャケットからして、ツッコミどころ満載です。「カゲキナボウリョク　タベモノハオイシイ」「ミズヲノンデハイケマセン　ユメヲミルコトハヨイ」 ...歌詞というより台詞ですね。彼らはこのあと2ndアルバムを出したり、布袋寅泰さんとコラボしたりしていましたがどうなったのでしょうか....。
次は5曲目ですね。ジグ・ジグ・スパトニック並みにビッグマウスながら、笑ってはいけない（？）マニック・ストリート・プリーチャーズの『オーシャン・スプレイ』イントロの前に台詞が入ります。「メ　トッテモウツクシイデスネ　トテモウツクシイメヲシテマス」この台詞のあとにアコースティックギターのイントロが入る印象的な曲です。彼らはデビュー時に「２枚組のデビューアルバムをリリースして全世界でNo.１になって解散する！」と豪語しながら、本国イギリスでもNo.１になれず、苦渋の決断で活動を続けます。このアルバムは通算6枚目ですが、個人的にはこの素晴らしいバンドが解散しなくてよかったと思っています。まあ、若気の至りでしょうね。よくあることです。
	6曲目は、クイーンの『手を取り合って』です。このテーマには欠かせない曲です。「テヲトリアッテ　コノママイコウ　アイスルヒトヨ♪　シズカナヨイニ　ヒカリヲトモシ　イトシキ　オシエヲイダキ♪」美しいです。名盤『華麗なるレース』に収録され、日本ではシングル盤も発売されています。もともと最初にクイーンの人気が出たのが日本で、彼らの希望で当時の通訳さんが英詞を和訳したらしいです。この曲に限っては、もう日本語でなければならない必然性が感じられます。
さて、最後の7曲目は、バッドフィンガーの『ノー・ワン・ノウズ』です。隠れた名曲が多すぎるバンドですが、バンド自体の認知度もなぜか低く、この曲がピックアップされることもほとんどありませんが、なんていい曲なんでしょう。「誰も知らない　誰も知らない　誰も知らない　知らない　なんて素晴らしいんでしょう　あなたが輝いているとき」これも台詞ですね。この声は、サディスティック･ミカ･バンドの加藤ミカさんなんです（なので台詞部分はこの曲だけ漢字仮名交じりで）。当時ミカさんがプロデューサーのクリス・トーマスと付き合っていたことからひょこっと出たらしく、クレジットもありません。この曲を聴いて、またバッドフィンガーのアルバムを聴き直しましたが、なぜこんないい曲ばかりの彼らが見直されないのでしょう。不思議です....。
長くなりましたが、この7曲を中心にCDをランダムに聴きましたが、やはりDIATONE 2S-305Dでは、ヴォーカルが綺麗です。クイーンのフレディ・マーキュリーの声の伸びなど抜群です。生ギターの音も良いです。それに対して、ジグ・ジグ・スパトニックのシンセサイザーなどはちょっと大人しめですね。と、こんな聴き方をしながら音を楽しむのも良いかと思います。ゆっくりとリラックスして、ちょっとソファで寛ぎながら、いかがでしょうか。

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