ハイファイ堂メールマガジン

gyoumu

どうもサービスのイトウです。　今回は、sansuiのAU-D607を修理しました。そして、またまたAU-D907を入手。もちろんジャンク品で。まずは、AU-D607の修理を簡単にお話します。
右ＣＨの音が全く出ないという症状らしいのですが、早速しらべてみました。　オシロでつないでみると、リレーは働くものの、信号を入力しても右ＣＨの波形はフラットアンプでも出力しない。が、ＤＣの変動もない。うーん、信号がどこかでとぎれているのか・・・、ボリュームの出力をあたってみると、信号はちゃんと出力されている。　プリ部分の電圧をチェックしてみると、右ＣＨの電圧がおかしい。コレクタの電圧がかかっていない。プリの電源電圧までさかのぼり、電源回路部分をチェック。+、-の電圧が著しく低く同値になっている。これは、　完全に電源部分が不良であると判断し、プリアンプと電源部を分離し、再度チェック。やはり電源部が不良だとわかった。　プリ部の電源電圧は、定電圧回路を組んでいるのだか、そのTRが不良だった。よくみると、抵抗も焼けているようだった。抵抗値を測定してみると、やはり異常に高い値を示した。　不良品を取替え、チェックしてみるが、まだ不良箇所があるみたいだ。　電源電圧の線をたどってみると、どうやらPHONOの方にもこの電圧がかかっているみたいなので、そこも分離してみる。そして電源投入。　電源部分は、正常な電圧値が出てきた。とりあえずは、電源部分の修理は完了した。　次は、PHONO部分の修理にとりかかる。もう一目しただけで、抵抗とコンデンサが真っ黒になっているのがわかる（右写真）。
	コンデンサのチェックをしてみると完全にショートしていた。0.47ＭＦ/50Ｖだったと思う。　抵抗も焼損し、断線寸前のものもあった。トランジスタは、出力部分がコレクタ、エミッタ間でリークしていた。Ｄ石、Ｂ石ともにそうである。もうこんな石ないので、代替品を使用した。チェックして異常値がみられないので、信号を入力しオシロをつなぎ電源を投入。カチンというリレーの音と共に、波形も両ＣＨ出力され、電圧値も正常な値を示した。　一通りの修理は完了し、テストを数時間続けたが、問題はなさそうだった。
次にまたまたＤ907の修理にとりかかった。症状は、リレーは働くが音が全く出ないとのこと。早速ばらしに入り、オシロをつなぎ、チェックしてみた。　しっかり波形は出力されていた。出てるじゃんと思いつつ、ＪＵＭＰ　ＳＷをＯＦＦした瞬間プロテクターがかかる。再度、ＯＦＦした状態でチェックしてみると波形はまったく出力されない。　ヴォリュームをまわすと一気にＤＣが変動する。やはり修理が必要なようた。
今回は、この辺で失礼します。

大須本店

〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600

秋葉原店

〒101-0021 東京都千代田区外神田5-3-12清和ビル1F　3F (03)5818-4751

日本橋店

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611

福岡店

〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-40 文學の森ビル1F (092)724-3681

営業時間

11:00～20:00／福岡店のみ水曜定休

お問い合わせはこちらをクリック

株式会社ハイファイ堂トップページ