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こんにちは、京都店松下です。　今回も前回のお約束通り、三条通の河原町から鴨川近辺にかけてゆかりのある人々や逸話等を紹介したいと思います。　まず河原町三条の交差点から東に入っていって約１50m程で三条木屋町、更に東へ歩くとかの有名な鴨川にかかる三条大橋の袂へたどり着きます。多くの人が通り過ぎる三条大橋ですが、この橋の西詰め南側に「旅は道づれ世は情け」で有名な弥次さん喜多さんの銅像が立っているのが目に入る事と思います。他にこの三条大橋が架かる三条河原には血生臭い歴史も残ってまして、豊臣秀次公一族三十九人が処刑され、また天下の盗賊石川五右衛門が釜ゆでにされたのもこの三条河原。五右衛門風呂は浮いている底を踏み沈めて入りますが、これを知らずに下駄を履いて入ったのは弥次さん喜多さんでした。

反対の東詰、南側にはかなり大きな、ひれ伏す武士の像があります。寛政の三奇人の一人と云われた高山彦九郎その人です。江戸時代中期の勤王思想家で、その後の幕末の勤王の志士たちに大きな影響を与えた人物と云われている人物です。尊皇の武士は皇居を遙拝していたため、銅像は彦九郎が京都を出入りする度に京都御苑の方角を向き、ひれ伏す姿を再現しています。京阪三条駅の真上、市バスのバス停前でもあり、目にした方も多いのでは…。

さてそんな血生臭い歴史を残す三条河原界隈も、今では京都市内屈指の繁華街として君臨しており、特に先斗町から鴨の河原へと伸びる床は京都の初夏から初秋にかけての一つの風物詩となっていますし、その河原を土日もなれば若いカップルが涼を求めて埋め尽くす光景もいまやこの界隈に欠かせないものとなっています。　これからの京都は7月17日に祇園祭の山鉾巡行も無事終わり、京都特有のいわゆる「うだる」ような暑さの夏本番を迎える訳ですが、真夏の京都も魅力一杯の街なので皆様も暑さになんか負けずにどうか京都に遊びにおいでになって、是非ハイファイ堂京都店へも遊びにきておくれやす！

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