ハイファイ堂メールマガジン

kyoto

最近めっきり暖かくなってきましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。春は別れと出会いの季節ということで、今までに出会ったアンプについて少しお話したいと思います。
初めて購入したアンプはDENONのPMA-2000/3です。アルミフェチの私にはたまらないデザインで、当時の雑誌の評価が高かったこともあり、音もまともに聴かずに購入しました。※もっともそのころは音の違いなどはわからなかったとは思います。
この後AVアンプを購入したりホームシアターに夢中だった時期を通り過ぎいよいよ本格的なオーディオに向かい始めます。

その後どうしてもセパレートが欲しくなり手に入れたのがAccuphaseのC-260/P-360のセットです。PMA-2000/3からこのアンプにチェンジしたときに、霧が晴れたかのような印象を受けたことを思い出します。それほどにこのアンプの特性のすばらしさに感動を感じずには入れませんでした。
ところがしばらくすると、Accuphaseの真面目な音が退屈に感じ始めてきました。そこで新たに導入したのがKRELLのKAV-300iLです。AccuphaseからKRELLにつなぎ変えた瞬間購入を後悔したのですが、これがセッティングやアクセサリーの奥深さを教えてくれた初めてのアンプでした。セッティングを追い込んで行けば行くほどよくなる音に一喜一憂していたのもこの時代です。※いまだに音の変化があるたびに一喜一憂している点は一緒ですが・・・
この頃になると自分の好きな音や鳴らしたい音が少しずつ明確になりまたもシステムの変更を意識し始めます。その時出会ったのがLINNで最初はCDプレーヤーのKARIKを導入したのですがその音に感動を覚えそれ以外のコンポーネントもLINNでそろえることとなりました。

そして導入したのが、WAKONDAとLK280で、LK280は2台でバイアンプ使用していました。LINNの独特の音の質感はほかには代えがたい魅力的なもので、オーディオに対する考え方を大きく変化させてくれました。

LINNがメインの時代がしばらく続きましたがその座を明け渡したのがこのPS AUDIOのセットです。アンプの評価はあまり高くないメーカーでしたがクリーン電源譲りの電源回路のすばらしさとDクラスパワーアンプの組み合わせの音は非常に高品位で驚きました。
最後に紹介するのはフルデジタルアンプのTACT Millennum 2です。このアンプは世界初のデジタルアンプと呼ばれていたMillennumの後継機で当時はかなり異質な雰囲気を持ったアンプでしたが、その駆動力は想像を絶するものでどれほど鳴らしにくいスピーカでも軽々と駆動していました。さらに特筆すべきはそれだけの駆動力を持ちながらもしなやかで繊細な音を何事も無かったように描き出すのです。
これでもまだ書き足りないのですが、今回はこれぐらいで終わりにしたいと思います。また機会があればその他の機材等もご紹介したいと思います。ハイファイ堂　京都店　佐々木隆也