エンクロージャを利用したホーンハイファイ堂メールマガジン第738号京都商品部

エンクロージャを利用したホーン
ハイファイ堂メールマガジン第738号京都商品部

こんにちは、京都商品部の真継です。ようやく春の訪れを覗わせる今日この頃になって来ました。今年は桜の便りも例年より早くなりそうな予報をよく耳にします。さて、今回のメルマガですが、以前メルマガでドライバーホーンについて少し紹介したことがありましたが、今回は、エンクロージャを利用したホーンについて少し紹介したいと思います。
ホーンにも色々ありまして、以前紹介しましたドライバーホーンはこんな感じでした。
今回のエンクロージャを利用しているホーンはこちらもいろんな形があります。例を交えて少し紹介したいと思います。
初めに紹介しますのはALTEC A7です。A7はフロントロードホーンとバスレフのコンビネーションのタイプです。このモデルは非常にシンプルなフロントロードホーンを採用しています。フロントロードホーンは低域の音を増強すると言うよりもスピーカーユニット前の空気をホーンによって囲むことにより、再生できてなかった音が聞こえてくるといった感じでしょうか。メガホンをもって話しているイメージです。
	次に紹介しますのはTANNOYのAutographです。こちらのモデルはフロントロードホーンとバックロードホーンを組み合わせたタイプです。
音の流れのイメージはこんな感じです。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/autograph3.html
	低域は複雑な音響迷路を持つバックロードホーン、その上の帯域でスピーカー前面のフロントロードホーンを利用して音響効果を出しているそうです。左の写真はフロントロードホーンのアップ写真です。
バックロードホーンはなかなか入り組んでいて上手く撮れませんでしたが外部より撮影しました。（下の写真）

次に紹介しますのはTANNOYのWestminsterです。こちらのモデルもAutograph同様フロントロードホーンとバックロードホーンを組み合わせたタイプです。
	音の流れのイメージはこんな感じです。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/westminster.html
Westminsterでは低域は3mにおよぶ複雑な音響構造を持つバックロードホーン、その上の帯域はユニット前面の滑らかなカーブを持った大型のフロントロードホーンを利用しています。
	フロントロードホーンのアップ写真です。（左の写真）
バックロードホーンは外部より撮影しました。このモデルも入り組んでいて上手く撮れませんでしたがこんな感じです。（下の写真）

次に紹介しますのはTANNOYのRHR/Nです。
	音の流れのイメージはこんな感じです。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/rhr-n.html TANNOY RHRエンクロージャーにはコンスタントワイド(CW)型バックロードホーンが採用されています。 AutographやWestminsterとは違う方式のバックロードホーンです。
次に紹介しますのはJBLのParagon です。
	音の流れのイメージはこんな感じです。「オーディオの足跡」より引用した図に赤の矢印を加筆し、音の流れを示しました。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/paragon.html Paragonのエンクロージャーは低域用に折り曲げ形のフロントロードホーンを採用しています。通常はスピーカーのフロント側からは高音が出てますから、ホーン部分を曲げたりすることは乱反射等が発生すると高音が濁ったり共鳴したりでよほどうまく作らないとデメリットが大きいという事から原則として、利用しないそうです。しかし、Paragonはこれを採用しています。折り曲げ形のフロントロードホーンをうまく利用した希少なモデルだと言えると思います。
フロントロードホーンの出口より撮影しました。ドライバーホーンの奥よりロードしている形です。（下の写真）

如何でしたでしょうか。エンクロージャを利用したホーンについて紹介しましたがモデルによっていろいろありました。次回はまた、違う視点からスピーカーを紹介したいと思います。それでは。

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こんにちは、京都商品部の真継です。ようやく春の訪れを覗わせる今日この頃になって来ました。今年は桜の便りも例年より早くなりそうな予報をよく耳にします。さて、今回のメルマガですが、以前メルマガでドライバーホーンについて少し紹介したことがありましたが、今回は、エンクロージャを利用したホーンについて少し紹介したいと思います。
ホーンにも色々ありまして、以前紹介しましたドライバーホーンはこんな感じでした。
今回のエンクロージャを利用しているホーンはこちらもいろんな形があります。例を交えて少し紹介したいと思います。
初めに紹介しますのはALTEC A7です。A7はフロントロードホーンとバスレフのコンビネーションのタイプです。このモデルは非常にシンプルなフロントロードホーンを採用しています。フロントロードホーンは低域の音を増強すると言うよりもスピーカーユニット前の空気をホーンによって囲むことにより、再生できてなかった音が聞こえてくるといった感じでしょうか。メガホンをもって話しているイメージです。
	次に紹介しますのはTANNOYのAutographです。こちらのモデルはフロントロードホーンとバックロードホーンを組み合わせたタイプです。
音の流れのイメージはこんな感じです。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/autograph3.html
	低域は複雑な音響迷路を持つバックロードホーン、その上の帯域でスピーカー前面のフロントロードホーンを利用して音響効果を出しているそうです。左の写真はフロントロードホーンのアップ写真です。
バックロードホーンはなかなか入り組んでいて上手く撮れませんでしたが外部より撮影しました。（下の写真）

次に紹介しますのはTANNOYのWestminsterです。こちらのモデルもAutograph同様フロントロードホーンとバックロードホーンを組み合わせたタイプです。
	音の流れのイメージはこんな感じです。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/westminster.html
Westminsterでは低域は3mにおよぶ複雑な音響構造を持つバックロードホーン、その上の帯域はユニット前面の滑らかなカーブを持った大型のフロントロードホーンを利用しています。
	フロントロードホーンのアップ写真です。（左の写真）
バックロードホーンは外部より撮影しました。このモデルも入り組んでいて上手く撮れませんでしたがこんな感じです。（下の写真）

次に紹介しますのはTANNOYのRHR/Nです。
	音の流れのイメージはこんな感じです。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/TANNOY/speaker/rhr-n.html TANNOY RHRエンクロージャーにはコンスタントワイド(CW)型バックロードホーンが採用されています。 AutographやWestminsterとは違う方式のバックロードホーンです。
次に紹介しますのはJBLのParagon です。
	音の流れのイメージはこんな感じです。「オーディオの足跡」より引用した図に赤の矢印を加筆し、音の流れを示しました。（オーディオの足跡より） http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/paragon.html Paragonのエンクロージャーは低域用に折り曲げ形のフロントロードホーンを採用しています。通常はスピーカーのフロント側からは高音が出てますから、ホーン部分を曲げたりすることは乱反射等が発生すると高音が濁ったり共鳴したりでよほどうまく作らないとデメリットが大きいという事から原則として、利用しないそうです。しかし、Paragonはこれを採用しています。折り曲げ形のフロントロードホーンをうまく利用した希少なモデルだと言えると思います。
フロントロードホーンの出口より撮影しました。ドライバーホーンの奥よりロードしている形です。（下の写真）

如何でしたでしょうか。エンクロージャを利用したホーンについて紹介しましたがモデルによっていろいろありました。次回はまた、違う視点からスピーカーを紹介したいと思います。それでは。

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