ドロンコーン方式スピーカーハイファイ堂メールマガジン第746号京都商品部

ドロンコーン方式スピーカー
ハイファイ堂メールマガジン第746号京都商品部

こんにちは、京都商品部の真継です。 5月になり、気温も上がってきて、汗ばむ季節になって来ました。しかし、今年は暑いかなと思いきや冷え込んだりと寒暖の差が大きく、体調を崩さないようにと、気を付けて過ごしている今日この頃です。
先日、例年のごとく実家の方に帰省し、新緑を楽しみました。今年は筍が豊作でした。
さて、今回のメルマガですが、スピーカーのドロンコーン方式について紹介しようと思います。ドロンコーンはパッシブラジエーターとも呼びますが、これはバスレフポートの替わりにウーファーとそっくりで磁石やボイスコイルが無いユニットを用いて低音を増強させるというタイプです。この方式は空気振動を利用してスピーカーユニットを動作させる仕組みになっています。それでは、パッシブラジエーターを使用しているスピーカーを調べて見ましたので紹介したいと思います。最初に紹介しますのはJBLの名機 OLYMPUS S8Rです。

写真のJBL/C50 OLYMPUS S8Rのユニット構成はウーファー（LE15A）ドライバー（375）ホーン（HL93）トゥイーター（075）パッシブラジエーター（PR15）ネットワーク（LX5、N7000）でした。
OLYMPUS S8Rに使用されているパッシブラジエーターはPR15です。

このパッシブラジエーターはエンクロージャーの容積に応じてチューニングディスクの枚数を調整することで質量をコントロールできるタイプです。（右はチューニングディスクのアップ写真です。）
	次に紹介しますのはJBL/L77 Lancerです。
このスピーカーは2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式です。ユニット構成は、低域用25cmコーン型（LE10A）高域用コーン型（LE20）パッシブラジエーター25cmコーン型（PR10）です。
	初期のタイプはランサロイのエッジの物があります。
次に紹介しますのはJBL/L44 Lancerです。ユニット構成は、フルレンジ（LE8T）パッシブラジエーター（PR8）です。名機のLE8Tにパッシブラジエーターを加えたユニット構成になっています。
	このモデルも初期のタイプはL77同様、ランサロイのエッジの物が有ります。
次に紹介しますのはJBL/L220です。このモデルは３ウェイ３スピーカー・パッシブラジエーター方式です。ユニット構成は、低域用:36cmコーン型(LE14A)　中域用:13cmコーン型(LE5-9)+音響レンズ、高域用:ホーン型(076)　パッシブラジエーター（PR15C）です。

このモデルのウーファーにはL101にも採用されていた（LE14A）が搭載されていて、低域のレスポンスを向上させるためにオリンパスでも採用されていたものと同様のパッシブラジエーター（PR15C）を搭載しているのが特徴です。
	次に紹介しますのはイギリスのメーカーCELESTIONでパッシブラジエーター方式のユニットが搭載されているモデルを紹介します。写真はDITTON 25です。このスピーカーは、3ウェイ・4スピーカー・パッシブラジエーター方式です。低域には30cmコーン型(UL12)と30cmドロンコーンであるA.B.R.を搭載しています。中域には3.8cmドーム型(HF1300)を2個搭載し、高域には2.5cmドーム型(HF2000)を搭載しています。
CELESTIONは特徴的な平面型パッシブラジエーター(A.B.R.)を採用しています。コーン部は強度の問題で肉厚な作りになっており、少し固めの発砲スチロールのような素材でした。
次に紹介しますのはDITTON 15です。こちらのスピーカーは2ウェイパッシブラジエーター方式です。低域用20cmコーン型(UL8)　高域用3.8cmドーム型(HF1300)　30cm平面型パッシブラジエーター(A.B.R.)が採用されています。 DITTON 25を一回り小さくした兄弟機の印象を受けます。

次に紹介しますのはUL6です、DITTONに比べるとかなり小ぶりのサイズになります。小型ながらパッシブラジエーターを搭載しているので低域もしっかり出ているモデルになっています。

調べて見るとパッシブラジエーターにもいろんなタイプがありました。メーカーによってもそれぞれ独特の構造がありオーディオマニアの心をくすぐる一つだと思います。次回はまた、違った面から焦点をあてスピーカーを紹介したいと思います。それでは。

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こんにちは、京都商品部の真継です。 5月になり、気温も上がってきて、汗ばむ季節になって来ました。しかし、今年は暑いかなと思いきや冷え込んだりと寒暖の差が大きく、体調を崩さないようにと、気を付けて過ごしている今日この頃です。
先日、例年のごとく実家の方に帰省し、新緑を楽しみました。今年は筍が豊作でした。
さて、今回のメルマガですが、スピーカーのドロンコーン方式について紹介しようと思います。ドロンコーンはパッシブラジエーターとも呼びますが、これはバスレフポートの替わりにウーファーとそっくりで磁石やボイスコイルが無いユニットを用いて低音を増強させるというタイプです。この方式は空気振動を利用してスピーカーユニットを動作させる仕組みになっています。それでは、パッシブラジエーターを使用しているスピーカーを調べて見ましたので紹介したいと思います。最初に紹介しますのはJBLの名機 OLYMPUS S8Rです。

写真のJBL/C50 OLYMPUS S8Rのユニット構成はウーファー（LE15A）ドライバー（375）ホーン（HL93）トゥイーター（075）パッシブラジエーター（PR15）ネットワーク（LX5、N7000）でした。
OLYMPUS S8Rに使用されているパッシブラジエーターはPR15です。

このパッシブラジエーターはエンクロージャーの容積に応じてチューニングディスクの枚数を調整することで質量をコントロールできるタイプです。（右はチューニングディスクのアップ写真です。）
	次に紹介しますのはJBL/L77 Lancerです。
このスピーカーは2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式です。ユニット構成は、低域用25cmコーン型（LE10A）高域用コーン型（LE20）パッシブラジエーター25cmコーン型（PR10）です。
	初期のタイプはランサロイのエッジの物があります。
次に紹介しますのはJBL/L44 Lancerです。ユニット構成は、フルレンジ（LE8T）パッシブラジエーター（PR8）です。名機のLE8Tにパッシブラジエーターを加えたユニット構成になっています。
	このモデルも初期のタイプはL77同様、ランサロイのエッジの物が有ります。
次に紹介しますのはJBL/L220です。このモデルは３ウェイ３スピーカー・パッシブラジエーター方式です。ユニット構成は、低域用:36cmコーン型(LE14A)　中域用:13cmコーン型(LE5-9)+音響レンズ、高域用:ホーン型(076)　パッシブラジエーター（PR15C）です。

このモデルのウーファーにはL101にも採用されていた（LE14A）が搭載されていて、低域のレスポンスを向上させるためにオリンパスでも採用されていたものと同様のパッシブラジエーター（PR15C）を搭載しているのが特徴です。
	次に紹介しますのはイギリスのメーカーCELESTIONでパッシブラジエーター方式のユニットが搭載されているモデルを紹介します。写真はDITTON 25です。このスピーカーは、3ウェイ・4スピーカー・パッシブラジエーター方式です。低域には30cmコーン型(UL12)と30cmドロンコーンであるA.B.R.を搭載しています。中域には3.8cmドーム型(HF1300)を2個搭載し、高域には2.5cmドーム型(HF2000)を搭載しています。
CELESTIONは特徴的な平面型パッシブラジエーター(A.B.R.)を採用しています。コーン部は強度の問題で肉厚な作りになっており、少し固めの発砲スチロールのような素材でした。
次に紹介しますのはDITTON 15です。こちらのスピーカーは2ウェイパッシブラジエーター方式です。低域用20cmコーン型(UL8)　高域用3.8cmドーム型(HF1300)　30cm平面型パッシブラジエーター(A.B.R.)が採用されています。 DITTON 25を一回り小さくした兄弟機の印象を受けます。

次に紹介しますのはUL6です、DITTONに比べるとかなり小ぶりのサイズになります。小型ながらパッシブラジエーターを搭載しているので低域もしっかり出ているモデルになっています。

調べて見るとパッシブラジエーターにもいろんなタイプがありました。メーカーによってもそれぞれ独特の構造がありオーディオマニアの心をくすぐる一つだと思います。次回はまた、違った面から焦点をあてスピーカーを紹介したいと思います。それでは。

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