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暑過ぎた夏も終わり、次第に秋らしくなってきました。今年の秋の京都では、藤田嗣治展を楽しみにしております。(2018年10月8日まで東京都美術館、10月19日-12月16日京都国立近代美術館で開催 ) 京都商品部の朴 高史です。 アナログレコードを拘って再生するのも非常に面白いのですが、普段、日常で音楽を聴く場合は、やはり私も、スマホにイヤホンがほとんどです。Apple Musicに加入し最近は、CDも買わなくなりました、今回はそんなお話です。 |
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私、二十年来のアップルコンピューター(Macintosh)のユーザーでして、2001年のサービス開始時からiTunesを使用し、データによる音楽再生と付き合っております。CDを買っては取りあえずiTunesライブラリー内にリッピングしておりますと、ハードディスク内の音楽データは増える一方でした。(途中、クラッシュによりデータが消えたこともあります。)2015年Apple Musicのサービスが始まりますと、早速登録した私は、毎週金曜日ごとに更新される新譜アルバムを10タイトル以上ダウンロードを繰り返すこと2年半、あっという間にデータ容量の限界が訪れました。専用のハードディスク(2TB)を用意するも、iTunesライブラリーの動作の様子が思わしくなくなり、これを機に、iTunes ライブラリーをApple Music専用にと考え、その他のファイルは他メーカーのミュージックプレーヤーソフトを導入し、そちらへ移行しようと思ったのでした。 |
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ファイルの中には、DSDも含むハイレゾデータもありましたので、ハイレゾにも対応し且つ音質も好評の「JRiver Media Center24」と「Audirvana Plus 3」の2点に絞りトライアルで試してみました。 |
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「JRiver Media Center24」JRiver Inc. $59.98 https://jriver.com/ |
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「Audirvana Plus 3」AUDIRVANA $74 https://audirvana.com/ |
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どちらも多機能且つ高音質で、迷うところなのですが、私のPC環境で、安定した動作だった「Audirvana Plus 3」に決めました。(少し高いですが、)しかし、日本語のマニュアルもなく、ネットで情報を収集しつつ手探りで使う状況で、なんとかハイレゾの再生もできました。(いい音です。) |
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ハイレゾ再生で要となるのがUSB DACなのですが、日々性能が向上するため、(今年5月にドイツミュンヘンで開催された「HiFi Deluxe」で、(株)ロームによるΔΣ方式・マルチビット出力型2ch DAC IC「BD34301EKV」発表され、そのスペックがPCM 最大768・32bitkHz DSDネイティブ再生 22.4MHz(DSD 512)という物です。)できる限り安くて高スペックな物が良いかなあと思われ(あくまでも私の考えですが)結果、中国製のTOPPING D30にしました。 |
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TOPPING D30 (DAC IC シーラスのCS4398搭載、DSD5.6MHz(DSD128) PCM 24ビット/ 192kHzのスペックで1万円台でした。) http://www.tpdz.net/products_detail/productId=27.html |
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入り口はこの程度で、出口のスピーカーは、2ウェイのブックシェルフにサブウーハーを足したり、スーパーツィーターにしたりとワイドレンジを目指しております。(お見せできる代物ではありません。) 高音質プレーヤーソフトと、あり合わせのスピーカーと、コストパフォーマンスの高いDACで、貧乏ハイレゾシステムの出来上がりです。(アンプも安物です。) |
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一応のシステムができたところで、ハイレゾ音楽データです。最近私がハイレゾで聴きたかったのが、この2タイトルです。 |
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「ALL ASHORE」PUNCH BROTHERS 2018 Nonesuch 天才フラットマンドリン奏者クリス・シーリ率いる技巧派プログレッシヴ・ブルーグラス・ストリングスバンド パンチ・ブラザーズの5作目。初のセルフプロデュースで、先鋭さが、さらに増してると私は感じました。 画像はamazon.co.jpサイトより Punch Brothers - “Jumbo” |
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「Lamp Lit Prose」 Dirty Projectors 2018 Domino Record Co ブルックリンを代表するエクスペリメンタルバンド(固定メンバーは、ディブ・ロングストレス一人なのですが)ダーティー・プロジェクターの新譜です。 前作の「 Dirty Projectors」が素晴らし過ぎたのですが(ここ数年でNO.1だと思います。)、まさかの僅か一年半で発表された今作は、前作のR&B、ゴスペルからインスパイヤされたネガティブ・イメージの作品に対比するかのように、ポジティブで、カントリーミュージックやフォークからのイメージを感じる作品です。 画像はclash music.comより https://www.clashmusic.com/reviews/dirty-projectors-lamp-lit-prose Dirty Projectors - Break-Thru (Official Video) |
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そこで気になりましたのが、ハイレゾデータの値段です。 「ALL ASHORE」PUNCH BROTHERSの場合 flac 96kHz/24bit: e-onkyo、mora...2,469円、alac 96kHz/24bit:ototoy...2,400円 「Lamp Lit Prose」 Dirty Projectorsの場合 flac 88.2kHz/24bit:mora...2,600円、alac 88.2kHz/24bit:ototoy...2,600円(e-onkyoは無し) と日本の3サイトは微妙な違いはありますが、ほぼ同じ感じです。アメリカが発売元なので、アメリカのサイトを調べて見ますと、どちらも15ドルくらいでした。 この差額は丁度、国内版CDと輸入盤CDの差額に近しいものがあり、私の場合は、輸入CDを迷わず買っていたので、アメリカのサイトから安く買いたいところですが、規制が掛かり、無理のようです。(ネットで調べると抜け道もあるようですが・・・) iTunesやamazonのダウンロード販売が1,600円程度なので妥当な値段なのかとも思います。(DSDデータは、もっと高く、腰が引けました、これらのタイトルはないのですが。) |
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最後に、iPhoneに、USB DACをつなぐ場合、USBケーブルだけでは繋がらず(デジタルデータの制限がかかるようです。)、アップルから出ている「Lightning - USBカメラアダプタ 」(2,800円)という中継ケーブルが必要です。 |
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「Lightning - USBカメラアダプタ 」(2,800円)apple.com |
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しかし、私が何種類かのUSB DACを試したところ、少し古いモデルは使えませんでした。又、再生中は、電池の消費が激しいため、充電できるように、二股のアダプターもあった方が良いです。 と、手軽に、(数年前では考えられないほどの、)高音質を楽しめる状況となりました、是非お試しいただければ、楽しいと思います。(限りなくグレードアップも出来ます。その際は、ハイファイ堂スタッフまで) ではこの辺で失礼します。 |
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