ハイファイ堂メールマガジン

nihon

いよいよ今年も後半月程になりました。この度日本橋店に配属となりました佐々木です。いかにもオーディオの町と言った雰囲気が良いですね。
最近、お客様からオープンリールデッキやカセットデッキのお話を伺う事が多くちょっと気になって来ましたので、録音の出来るメディアを幾つかご紹介したいと思います。
	まずはハイファイ堂では定番商品のオープンリールデッキです。最近は一般家庭ではほとんど見なくなりましたが、録音スタジオなどプロ用の製品として未だに高い信頼性と音質が評価され現役でバリバリ活躍中です。オープンリールは名前の通りテープがむき出しで、尚かつテープスピードやトラック数等プロ用としては便利ですが、一般家庭で使用するには少々難しい面が有るのも事実です。とはいえオーディオマニアとしては捨てがたい魅力があります。
次にご紹介するのは、皆さんお馴染みコンパクトカセットデッキです。こちらは持ち運びに便利な事から、本来の目的はビジネス用途のボイスレコーダーとしてのスタートでありながら、音楽鑑賞用として世界中に広まった規格です。もちろん音質面ではオープンリールなどには劣りますが、写真のナカミチなど日本メーカーの製品ではかなりの音質を実現しています。
これ以外にも、テープメディアではマイクロカセット、エルカセット、８トラックカセットなどがありますがさほど普及はしていませんでした。
これから先はデジタルメディアになります。デジタルメディアはテープメディアと違い現在でも次々と新しい規格が生まれています。
	まずは定番のCD-Rです。これはご存知の方も多いと思いますが、まさしくCDのコピーが作れる夢のような機械として鮮烈なデビューを飾りました。一度しか書き込み出来ないCD-Rと何度も書き込み可能なCD-RWがあり、ご使用になっていた方も多いと思います。ただPCの普及により専用のデッキの必要性が薄れたためオーディオ機器としての寿命は以外と短命となってしまいました。
次にポータブルメディアとしてカセットテープに次ぐヒットとなったのがMDです。この規格はSONYの独自規格であるATRACという圧縮技術を採用しCDより一回り小さなサイズで同等の容量を確保したもので、他社も参入し活況を呈しました。もちろんオーディオマニア向けの商品も数多く発売されSONYやDENON等はご使用になられた方も多いのではないでしょうか？
	最後にご紹介するのはi-Podに代表される、PCでの圧縮技術を利用したものです。もちろんリニアPCMでの196/24での録音やACCを利用した圧縮録音など多彩な録音とデータの複製の利便性が抜群です。スタジオなどでもマスターをオープンリールと併用する所も増えているそうです。まだまだ進化の途中ですので、詳しい説明は後日にしたいと思います。
再生メディアはレコードとCDと言った絶対的なメディアが存在しますが、録音メディアは昔から絶対的な存在が生まれにくいようです。今後、録音メディアはコレと言うような物が生まれてくるのでしょうか？こちらも今後PCに取ってかわるのでしょうか？
今週末にお客様のご試聴でオープンリールを聴きますが、どんな音を聴かせてくれるのか？是非ご興味のある方はハイファイ堂各店にお問い合わせ下さい。

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