ハイファイ堂メールマガジン

	お世話になります。ハイファイ堂日本橋店の高崎です。先日ニュースで、スケートの羽生結弦選手が実はイヤホンマニアというのを見ました。ソチ五輪の時点で50本以上のイヤホンを所有し、海外遠征にも10本前後はカバンに詰めて持って行くらしいです。なんでも4万円位するSHUREのイヤホンや、耳の型を取るカスタマイズ料込みで20万円以上するFitEarのイヤホンを使っているんだとか。左の写真がFitEarのイヤホンで、羽生結弦選手にちなんだ羽根マークに「Y」のイニシャルも入っています。
そこで今回はイヤホン・・・ではなく、ヘッドホンで試聴して耳からウロコだったオススメの女性VOアルバム3枚ご紹介します。
	1枚目はLinda Lewis『Lark』 5オクターブのレインボーボイスの持ち主、リンダ・ルイスが1972年に発売したセカンドアルバム。今はなき大阪は心斎橋のタワーレコードで試聴。ちょうど彼女の再評価が起きていた頃で、まったく予備知識なく再発CDを試聴してノックアウトされました。軽快なギターカッティングからキュートなボーカルが入る1曲目「Spring Song」のイントロは、今聴いても瑞々しさに溢れています。Commonが「Go」でサンプリングしていたメロウな「Old Smokey」他も良いです。「Spring Song」 https://www.youtube.com/watch?v=gig1ykcpRkA 「Old Smokey」 https://www.youtube.com/watch?v=bDesquDO9I8
2枚目はStina Nordenstam『And She Closed Her Eyes』ストックホルム出身の歌姫、スティーナが1994年に発売したセカンドアルバム（日本盤は別ジャケです）。こちらも前述タワーレコードで試聴。まるで耳元で囁いているかのようなロリータ＆ウィスパーボイスはまさに鳥肌モノで、ブレスまで生々しく感じることが出来ます。次作でミッチェル・フルームとチャド・ブレイクをプロデューサーに起用したりしてビョークと比較されることも多いですが、個人的にはアコースティックな雰囲気のこのセカンドがベスト。「When Debbie's Back From Texas」 https://www.youtube.com/watch?v=CVU91L-iOBw 「Little Star」 https://www.youtube.com/watch?v=pqu0D5ZX5nA
	3枚目はThe Cardigans『Emmerdale』スウェディッシュポップの火付け役、カーディガンズが1994年に発売したファーストアルバム。こちらは今はなき大阪は心斎橋のWAVEで試聴。フランスギャル「夢見るシャンソン人形」を思わせるようなイントロの1曲目「Sick and Tired」でいきなりやられてしまいました。この後「Carnival」や「Lovefool」でブレイク（そして徐々に失速）していくのですが、青々しいバンドサウンドとトーレ・ヨハンソンによるレトロでノスタルジックなプロデュースが絶妙にマッチした本作は特別です。「Sick and Tired」 https://www.youtube.com/watch?v=gxdJqncir4Y 「Rise & Shine」 https://www.youtube.com/watch?v=rpaA163XaQA
図らずも3枚とも青が目を引くジャケットとなりました。最後は印象的だったヘッドホンをご紹介。

STAXのコンデンサー型ヘッドホンSR-009とイヤースピーカー用専用ドライバーユニットSRM-007tAのセット。 SR-009　定価:370,000円 SRM-007tA　定価:147,000円同じお客様から買取で入荷した際に試聴して耳からウロコでした。前機種のヘッドホンSR-007Aよりも更に豊かな解像度がありながら、コンデンサー型ならではの柔らかく自然な音色はさすがハイエンド向けヘッドホンの最高峰。いつかはこのセットで上記CD3枚を聴いてみたいものです。株式会社ハイファイ堂　日本橋店　高崎敦

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