ハイファイ堂メールマガジン

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お世話になります、ハイファイ堂大須本店の内藤です。先日アナログレコードの基本的な事を勘違いして覚えていたため復習も兼ねてカートリッジの基礎知識をご案内致します。知っている方が大半と思いますが一緒におさらいできたら嬉しいです。
まず現存するカートリッジの大半はMM（ムービングマグネット）型とMC（ムービングコイル）型に分かれます。他にも種類がありますが現在では上記の二種類が主流です。写真の物はMMカートリッジのM44Gです。新品でも6,000円あれば購入することができます。音質も良く耐久力に優れているため入門の方にはお勧めの針です。ムービングマグネット型の構造はカンチレバーの根本に磁石が付いておりそれにより発電されます。構造的には簡単な様で交換針があれば直接針先を替えられます。
	こちらはMCカートリッジのMC☆10です。こちらは現行のMCシリーズですが旧型を含めると長い間販売されている定番的なシリーズです。MCシリーズはORTOFON製の物が人気がある傾向にあります。ムービングコイル型の基本構造はカンチレバーの根本にコイルが取り付けられており、それが磁界の中で動くことで発電されます。MM型と比較すると製造が難しく針交換できません。そのため高級品が多いのですがMM型よりも音が良い傾向にあります。
次はヘッドシェルです。こちらはいろいろなメーカーで出されておりますが規格があるため特殊なシェルでない限りはメーカーが違っていても共通で使用できます。
	こちらはリード線ですが色で装着する部分が異なります。Lchは白、アースは青です。Rchは赤、アースは緑です。アースは逆になっても鳴りますが逆相になりますのでご注意ください。
リード線の接続は共通の規格になっているためモノラルカートリッジも基本的には全て同じ接続になります。特例としてDECCAのカートリッジでアースが一本しか出ていない物もありますが基本は同じです。今回はアナログの入り口部分の話でしたが如何でしたでしょうか。また基本が怪しくなってきたら皆さんと一緒におさらいしたいと思います。どうもありがとうございました。ハイファイ堂大須本店　内藤　裕之

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