ハイファイ堂メールマガジン

最近夜の風が幾分涼しく感じるようになりました。あと少しこの暑さを乗り切れば再びオーディオの秋到来です！　DVDオーディオ、SACDなどのマルチチャンネルソフトも増えていますが、やはりステレオ2chの音をプリメインアンプで極めたいという方も多いと思います。いいアンプは一生物と言われますが、昔の名機は大切に扱えば、かなり長く使えます。
70年代中期から90年代初頭にかけてがオーディオメーカ最盛期だと思います。今回はその時代のあるアンプを紹介しましょう。大須本店　王　展

大須本店に最近YAMAHA CA-2000あまり商品化していませんでした。このアンプは1974年に発売された、芸術品を目指し、ヤマハの回路技術を凝縮してセパレートアンプにも並ぶ高い完成度を得たプリメインアンプです。最近、中古市場でも品薄になっております。
	メインアンプ部にはヤマハFETプリアンプC-2で得たノウハウを投入しており、MCヘッドアンプはC-2とほぼ同じ回路構成となっています。プリアンプ部とメインアンプ部をそれぞれ分離して使用できます。スイッチによって電力増幅段の電源電圧が切換ると自動的にA級⇔B級に変えます。当時の同社のプリメインアンプの最上位機でした。

YAMAHA C-2X 1987年頃発売　シンプルな機能で高性能を誇った伝統のＣ-２の型番を受け継ぎ，性能・音質の上で妥協をなくし、アンプの理想像を追求して作られたヤマハの傑作プリアンプ。小さい駆体に高性能MCイコライザーまで搭載しています。C-2シリーズの中でもSN比や繊細感に優れたモデルです。最近オークションに出ていた故障品でも高かった！
NEC A-10 1983年にNECが発売したプリメインアンプ。この後TypeIVまで出ましたが、総合的にこのオリジナル機がベスト。
	このアンプ最大の特徴はNEC独創の「リザーブ電源」を搭載したものでした！
ツマミはすべてアルミ製です。全体に極めて強靭な構造で、基盤も厚手のガラスエポキシ、フレームにがっちり固定されている。フォノ入力はヘッドアンプ内蔵で、3Ω、30ΩMC、MMの3タイプに適応。力強い低域と独得のギラギラ感を持つクリアな中高域、ロックやブルーノートのジャズなど本当に映える音といえます。当時の99,800円という価格からは想像もつかない豪華なパーツとヘビー・デューティーな設計で、その骨太な音質とともに当時のオーディオ・ファンの度肝を抜いたものでした。

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