CDの規格が時代遅れに？ハイファイ堂メールマガジン第672号大須本店

CDの規格が時代遅れに？
ハイファイ堂メールマガジン第672号大須本店

こんにちは。大須本店五百木尚隆です。レコード（アナログ）時代からCD（デジタル）時代になり、またレコードが注目される今日この頃です。では、なぜCD（デジタル）が広まったのでしょうか。それには理由があります。
私はその移行期間を体験してきました。まずオーディオ評論家が言い出したのは「レコードは針と盤が擦れるスクラッチノイズがあり原音再生とはいえない！」「デジタルは針がないからスクラッチノイズがない！」＝ノイズがない！当時はレコードのプチプチ音（スクラッチノイズ）がなくて音質が良いという口コミで広がっていきました。
	さらにCD（デジタル）は操作が楽です。 1.盤を裏返す必要がない。 2.針を飛ばす心配がない。（操作が簡単） 3.聴きたい曲を瞬時に再生できる。
ところが最近は若い世代を中心にアナログがもてはやされています。 1.プチプチ音（スクラッチノイズ）で昔を思い出し懐かしい気分になる。 2.針を下ろす緊張感がたまらない。 3.ジャケットが大きいので部屋でニヤニヤできる。 4.CD音源はなんか耳が痛い。
なぜ？若者はCD（デジタル）に飽きているのでしょう？それはCDの規格が時代遅れなのかも知れません。現に携帯端末や配信型のオーディオ機器のサンプリング周波数はどんどん進化しています。サンプリング周波数とはアナログ信号からデジタル信号への変換（AD変換）を、1秒間に何回行うかを表す数値のことです。ちなみに一般のCDで採用されているサンプリング周波数は44.1kHz（キロヘルツ）です。サンプリング周波数が上がることで演奏者の腕や歌唱力があがることはありませんが、音の密度が向上すると言われています。実際に聴くとこもっていた音がスッキリした感はありました。若者はイヤホン（携帯端末）で聴いてCDでは聴かないのは悲しいとおっしゃる方がいますが、意外と若者のほうが良い音源を聴いている可能性があります。分かり易く例えるとDVDやインターネット配信のユーチューブですら48kHzです。つまりCDの規格が時代遅れになっています。
ただ救済措置はあります。最近ではD/Aコンバーターの技術が上がり一般のCD音源を改善する装置があります。
	USB/DAコンバーターLUXMAN DA-06 現在の入手出来る音源をほとんど網羅出来る現行機種。DACチップにバーブラウン製PCM1792Aを左右チャンネル独立で搭載した同社渾身のD/Aコンバーターです。アップサンプリングやデジタルフィルターにてお好みの音調を探し出せます。
デジタル出力のあるCDプレーヤーをD/Aコンバーターに繋ぐことができたら、もしかするとCDを見直す機会が生まれるかもしれません。とにかくオーディオは答えのない趣味です。音は楽しく聴いてこそ音楽です。

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