天吊りスピーカーハイファイ堂メールマガジン第688号大須本店

天吊りスピーカー
ハイファイ堂メールマガジン第688号大須本店

桜も開花を始め、もう間もなく見頃ですね。こんにちは、大須本店の藤澤です。先日、店頭でお客様に「スピーカーを天井から吊るしたいんだが」と聞かれたのが今回の話の始まりです。今回は「天吊りスピーカー」についてお話させて頂きます。
天吊りスピーカーと聞くとやはり「BOSE」を思い浮かべるのではないでしょうか。 BOSEはマサチューセッツ工科大学（MIT）教授アマー・G・ボーズが自身の独自の理論を基に設立した会社です。MIT出身なんですね、社名も自身の名前が由来です。
	そんなBOSEの天吊りスピーカーと言えば「101」シリーズではないでしょうか。1982年に販売開始し、今もなお全世界でロングセラーを続けるスピーカーです。写真は101MMです。フルレンジ1発で決してレンジは広くありませんが、限られた中で非常に良くまとめられたバランスの良いスピーカーだと思います。天吊りや金具を取り付けて鳴らす事を前提に設計されている為、天吊りした時に本来の音を聴かせてくれます。それなら101より性能の良いスピーカーを天吊りすれば良いのでは。と言う訳ではありません。スピーカーには個々の最適なセッティング、設置方法があります。
そもそも天吊りのメリットとは何なのか。良く言われるのは「金具だけで天井から固定させているため、箱鳴りや共振を防ぐ事が出来る。」と言う事です。直置きやスタンド等に設置した場合と、天吊りでは実際に音を聴き比べてもやはり違います。前者は音が前に出ず伸びが悪く、後者は音にメリハリがあり音が良く通る印象です。
	101と良く比較されるのが、こちらJBLのCONTROL 1です。こちらは2WAY仕様です。価格、サイズ共に101と同レベルで小さくても非常に使い勝手の良いスピーカーです。もちろん天吊りも可能で縦置き、横置き自由自在にセッティング可能なのも良いですね。 101と比べると力強くパンチの効いた音が特徴と言えます。こちらもJBLのCONTROLシリーズとしてロングセラーを続けてるスピーカーです。小さくて鳴りも良いスピーカーなんですが、ウレタンエッジが経年劣化でボロボロになってしまうのが難点ですね。
そのCONTROL 1のバージョンアップ版がこちらのCONTROL LAです。こちらはなんとゴムエッジを採用しているため劣化の心配はありません。ウレタンの方がゴムよりも低域が良く延びますが、ツイーターも23000Hzと充分なレンジの広さ、クロスオーバーも7000Hzと高めの設定、小型ながらやはり充分な性能です。
天吊りスピーカーにあまり良いイメージを持っていない人も多い様ですが、使ってみると考え方が変わるかもしれません。一度試してみては如何でしょうか。最後までお付き合いいただきありがとうございました。ハイファイ堂　大須本店　藤澤　幸志

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桜も開花を始め、もう間もなく見頃ですね。こんにちは、大須本店の藤澤です。先日、店頭でお客様に「スピーカーを天井から吊るしたいんだが」と聞かれたのが今回の話の始まりです。今回は「天吊りスピーカー」についてお話させて頂きます。
天吊りスピーカーと聞くとやはり「BOSE」を思い浮かべるのではないでしょうか。 BOSEはマサチューセッツ工科大学（MIT）教授アマー・G・ボーズが自身の独自の理論を基に設立した会社です。MIT出身なんですね、社名も自身の名前が由来です。
	そんなBOSEの天吊りスピーカーと言えば「101」シリーズではないでしょうか。1982年に販売開始し、今もなお全世界でロングセラーを続けるスピーカーです。写真は101MMです。フルレンジ1発で決してレンジは広くありませんが、限られた中で非常に良くまとめられたバランスの良いスピーカーだと思います。天吊りや金具を取り付けて鳴らす事を前提に設計されている為、天吊りした時に本来の音を聴かせてくれます。それなら101より性能の良いスピーカーを天吊りすれば良いのでは。と言う訳ではありません。スピーカーには個々の最適なセッティング、設置方法があります。
そもそも天吊りのメリットとは何なのか。良く言われるのは「金具だけで天井から固定させているため、箱鳴りや共振を防ぐ事が出来る。」と言う事です。直置きやスタンド等に設置した場合と、天吊りでは実際に音を聴き比べてもやはり違います。前者は音が前に出ず伸びが悪く、後者は音にメリハリがあり音が良く通る印象です。
	101と良く比較されるのが、こちらJBLのCONTROL 1です。こちらは2WAY仕様です。価格、サイズ共に101と同レベルで小さくても非常に使い勝手の良いスピーカーです。もちろん天吊りも可能で縦置き、横置き自由自在にセッティング可能なのも良いですね。 101と比べると力強くパンチの効いた音が特徴と言えます。こちらもJBLのCONTROLシリーズとしてロングセラーを続けてるスピーカーです。小さくて鳴りも良いスピーカーなんですが、ウレタンエッジが経年劣化でボロボロになってしまうのが難点ですね。
そのCONTROL 1のバージョンアップ版がこちらのCONTROL LAです。こちらはなんとゴムエッジを採用しているため劣化の心配はありません。ウレタンの方がゴムよりも低域が良く延びますが、ツイーターも23000Hzと充分なレンジの広さ、クロスオーバーも7000Hzと高めの設定、小型ながらやはり充分な性能です。
天吊りスピーカーにあまり良いイメージを持っていない人も多い様ですが、使ってみると考え方が変わるかもしれません。一度試してみては如何でしょうか。最後までお付き合いいただきありがとうございました。ハイファイ堂　大須本店　藤澤　幸志

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