ハイファイ堂メールマガジン

師走に入り、寒さや年末に向けてクリスマスやら慌ただしくなってきました。風邪とか引いていませんか？いつもお世話になっております。品質管理部古田勝久です。
今回もスピーカーのメンテナンスの一例をご紹介したいと思います。今回は突き板に関してです。突き板といっても色々種類が有ります。まずは突き板とはなんでしょうという事から初めて行きます。（皆さんご存知かもしれませんが）突き板とは・・・・希少性の高い美しい木目を持つ木材を薄く（0.2mm〜0.6mm）スライスしたもの。木材を薄く加工した単板の中でも板（めいぼくたんぱん）と呼び、これを表面に用いた合板を天然木化粧合板と呼びます。単層無垢材に比べると、壁材・床材・天井材の使用面積に対して天然木の表情を生かしたまま、木材の特徴である生活性能や環境性能を兼ね備えた上で、合板としての「廉価」「反りがほとんどない」という利点を活用でき、有限な木材を最大限に有効活用できる手法である。しかし、元の木材が世界的に希少価値の高い高価な場合は、いかに突板とは言えそれなりの値段になる。合成樹脂を浸潤させることで、あるいはフィルムコートや特殊な紙による裏打ちを施すことで強度や柔軟性を増し、応用範囲を広げた突板も出現している（wikipediaより参照）突き板剥がれの補修や内壁の使用したりと様々な用途に使用します。
	ARDEN2の突き板が剥がれてしまっていて、元のつき板も無いのと、水を含んでしまっているため突き板の浮きなどがあり、研磨を行っても奇麗になりませんので、新しくつき板をはりつけます。貼りつける前に準備をおこなします。
つき板を剥がしていきます。奇麗には剥がれず、割れたりして、躊躇してしまいますが、躊躇せずに剥がして行きます。剥がした後は、陥没してしまっている部分にパテを埋めて、乾きましたら、紙ヤスリで整形を行います。
	使用する突き板を選びます。木目や色や質感等みて、突き板を選んでいきます。今回は左側の突き板を使用します。
木工用ボンドを薄く塗って行きます。厚みが出てしまいますと山が出来てしまうため薄く、薄く塗って行きます。
	貼りつけ行きますが、空気が入らないようにローラーを使用して、空気を抜きながらはりつけていきます。乾燥には時間かかりますので、重しなどを乗せて乾かします。
現在進行形でメンテナンスを行っております。突き板接着後の作業のご紹介は、次回のメールマガジンでご紹介したいと思います。それでは簡単ではございますが次回もよとしくお願いいたします。

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