THE POWER STATION「THE POWER STATION」85年発表のアルバムです。もう20年以上経っているのですねぇ。このアルバムはデュラン・デュランのメンバー ジョン・テイラー(ベース)、アンディ・テイラー(ギター)がグループ活動休止期間に作ったプロジェクトで、たった1枚だけ発表したのがこのアルバムです。(90年代に1度再結成をしています。)シックのバーナード・エドワーズをプロデューサーに迎えて、ドラムに同じくシックのトニートンプソン、ボーカルにソロシンガーのロバート・パーマーが参加。音のほうは当時の最新の技術とアイディアにより強烈なビートを前面に押し出したパワフルなサウンドに仕上がっています。当時リアルタイムでこのアルバムを聴いた時はかなりの衝撃を受けてほぼ毎日聴き狂っていた事を思い出します。特にトニーのドラムサウンドが非常に強烈でスタジオで加工された音とはいえ、日本でも当時影響された楽曲がいくつかありました。今回あらためて聴いてみたところ、今の時代にも合う最先端の音だった事を感じます。全体的な躍動感とドラムの細かい小技もキチンと再現してくれます。オープニング・ナンバー「サム・ライク・イット・ホット」のイントロのドラム、T-REXのカバー「ゲット・イット・オン」などは当時聴いた時の衝撃を思い出させるくらいよく鳴っています。