カプのおすすめCD その1 ウラジミール・シャフラノフ・トリオ 「キッズ・アー・プリティー・ピープル」 2005.4.22 ヘルシンキ フィンランド ウラジミール・シャフラノフス(p)、ペッカ・サルマント(b)、ユッキス・ウィトラ(ds) 曲目 1) O Que Tinha De Ser 2) With Malice Toward None 3) Avila and Tequila 4) I Wish I Knew 5) Cinema Paradiso"Love Theme" 6) Glad To Be Unhappy 7) Firm Roots 8) Brigas Nunca Mais"No more Fighting" 9) Easy Walker 10) Cup Bearers 11) Kids Are Pretty People 12) Prelude No.20 13) It Never Entered My Mind
アトリエ澤野コンサートでは心地よく安心して愉しめるピアノ・トリオの印象を受けました。このアルバムより演奏されたのが"O Que Tinha De Ser"と"Cinema Paradiso"です。前者はボッサのリズムに乗り華麗に舞う。後者は切ない恋心を歌っているかのようなシャフラノフスのピアノ、ユッキスがブラッシュ・ワークで小粋に奏で、サルマントのビートが響き渡る。センティメンタルなメロディーが哀愁を漂わせる。"Avila and Tequila"ハンク・モブレー作。テキーラといえば北米南部のメキシコ。陽気で愉快な雰囲気を漂わせるラテンのリズム。ユッキス・ウィトラのドラミングがエキサイトしてGreatです。余談ですが気になるドラマー、ユッキス・ウィトラはフィンランドはヘルシンキ出身のドラマー・ピアニスト・作曲科・ジャズ音楽教授と多才な持ち主。ドラム好きのcappuccinoもインプットしました。"Glad To Be Unhappy"アルコ・ベース、伸びがありよく響くベース音とドラムスのブラッシュ・ワークが味付けをするメランコリーな楽曲。 "Kids Are Pretty People"サド・ジョーンズ作、三者の息が合ったグルーブ感が伝わる。"Prelude NO.20"シャフラノフスがアレンジ。ヴァラエティに富んだ選曲のセンス。ウラジミール・シャフラノフスは季節の移ろい、人生の儚さ、歓喜、哀れ等を表現することが出来、歌心あるピアニストだと思いました。優れたメンバーにも恵まれ安定したトリオ。(^^)