では、曲の紹介とまいりましょう。1)「4070ブルース」。これ一曲でサヒブ・シハブの音楽性に魅了されノック・アウトです!当時、弱冠17歳のニールス・ペデルセンのべースがスタートを切ります。続くは私が大好きなアレックス・リールの躍動感たっぷりのドラムス、そしてオレ・モリンのギター・スパイスが加味され、いよいよ、サヒブ・シハブのフルートが勢いよく滑り込んでくる。最高に楽しく気がつけばリズムを取りながら引き込まれている自分に気がつきました。2)「シャレード」はあの優美な女優オードリー・ヘプバーン主演の映画主題歌です。ドラムスはこの楽曲のみ演奏したビヤルン・ロストボルト。シハブのフルートと混ざった歌声が単調なリズムと共に妖艶さを醸し出しています。3)〜5)はシハブ自作の組曲形式の作品です。バラエティーに富む要素が楽しめます。3)「カンヴァセイションズ パート1」はスローテンポからアップテンポヘ。シハブはソプラノ・サックスからバリトン・サックスへと持ち替えます。安定したリズムセクション、ギター&サックスのグルーブ感が愉しいです。6)「ビリー・ボーイ」軽快なブラッシュ・ワークの躍動感がよく伝わります。傍で聴いてみたいなぁ。シハブ作7)「ノット・イエット」。シハブが’63に参加した”The Danish Radio Jazz Group”と録音したアルバムに入っているそうです。アメリカン・ジャズっぽくバリトン・サックスで男性的に披露しています。アルバム最後を飾るのは8)「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」。ディズニーアニメ映画[白雪姫]でお馴染みの挿入歌です。ソプラノ・サックスでメローに奏でます。円やかなギター・ソロ、弾力あるベース、軽快なドラムスとほんわかムードで締めます。オーディオに詳しい方なら、どんな組み合わせで愉しむのでしょうねぇ・・・?ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申し付けください。お待ちしております(^^)