ヤンシー・キョロシー 「SERIA JAZZ NR.1」 Jancsi Körössy(p)Johnny Răducanu(b)Bob Iosifescu(ds) 1965.8 録音 曲名 1)Nights In Tunisia 2)My Funny Valentine 3)Blues For Garay 4)Junior 5)Broadway 6)Body And Soul 7)Tip-Top 8)But Not For Me
皆さん、こんにちは。明日は3月3日「桃の節句」ですね。花屋の店頭は可愛い桃の花で賑わっていますが、まだ春を体感できる気候にはなりませんねぇ。さて、今回のおすすめCDはヤンシー・キョロシーの1965年の作品「SERIA JAZZ NR.1」です。この時代の東ヨーロッパの作品は政治的な理由もあり、素晴らしい作品でもなかなか世に知られることなく埋もれていくものも多かったようです。彼は1927年ルーマニア生まれ、4歳でヴァイオリン、6歳でバンジョー、12歳でピアノと子供のころから音楽の才能を発揮していたようです。久しぶりの「はずれ無し」ですよ。ではアルバムのご紹介とまいりましょう。
スターティングはお馴染みの1)「Nights In Tunisia」、5)「Broadway」はジャケットからは想像できないとても男前なサウンド。ヤンシーのコロコロと弾けるピアノ・タッチは昔ながらのジャズ・スタイルの良さを十分に発揮されたスインギーな仕上がりです。2)「My Funny Valentine」3)「Blues For Garay」はブルージー且つエレガントリー。とても歌心があるピアノ・ロールに魅了されます。バッキングを務めるゆったりしたベース、ドラムスのブラッシュ・ワークとも息があった素敵なトリオ・パフォームです。4)「Junior」、6)「Body And Soul」7)「Tip-Top」はヤンシーのピアノ・ソロをご堪能下さい。8)「But Not For Me」は華麗で軽快なアップ・テンポの心弾むパフォームです。