2012年06月15日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD 小曽根真「ザ・スウェル・オブ・タイム 世界遺産 時を刻む オリジナル・サウンドトラック」秋葉原店 カプのおすすめCD エミ・マイヤー「LOL」大須本店 |
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コンのおすすめCD 小曽根真 「ザ・スウェル・オブ・タイム 世界遺産 時を刻む オリジナル・サウンドトラック」 小曽根真(p)岡崎正典(ts,cl)広多智香(oboe)藤田乙比古(frh)堂山敦史(frh)真部裕(vln)安ケ川大樹(b)高橋信之助(ds,per)真部裕ストリングス 2011年9月録音 ユニバーサル インタナショナル UCCJ-2093 2011/11/30発売 曲名 1)ザ・スウェル・オブ・タイム 2)ロマンティック・ウォリアー 3)ファンタジー 4)モウズ・ナップ 5)バック・オン・ザ・トレイル 6)フェアウェル 7)レミニセンス 8)ウィングス・オブ・スイング 9)フラッシュ・バック 10)ワンダリング 11)プリンセス・リリー 12)ザ・スウェールオブ・タイム(エンディング) |
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NHKBSプレムアム「世界遺産を刻む」のサウンドトラック盤である。小曽根自身の発案でピアノソロ3曲が収録されている。気迫のこもった演奏である。クラシックにも意欲を燃やしているというが、やはり小曽根真にはジャズが一番ピタリとはまる。今回は、オーボエやホルン、パーカッション等を生かし、美しいストリングスの響きで和ませる。 1)「ザ・スウェル・オブ・タイム」2)「ロマンティック・ウォリアー」、ジャズに不可欠なアレンジの良さ。演奏はダイナミックで、よくスイングする。ソロ・ピアノを交え、様々な楽器を駆使し、躍動する。音数が多いことも幸いして、小曽根独特のピアノが素晴らしい感触で迫ってくる。3)「ファンタジー」4)「モウズ・ナップ」、スケールが大きく、メロディックな演奏が素晴らしい。5)「バック・オン・ザ・トレイル」6)「フェアウェル」、ロマンティックなメロディがスイング感いっぱいに気持ちよく躍動する。小曽根のピアノ・シーンには圧倒される。7)「レミニセンス」8)「ウィングス・オブ・スイング」、定評あるピアノはアグレッシヴで、ストレート・アヘッドな演奏が繰り広げられる。美しく輝くように響く。9)「フラッシュ・バック」10)「ワンダリング」、小曽根にしか表現できないサウンドだ。ピアノが生き生きと躍動感を伴って鍵盤上を駆け巡る。アーバンな輝きを放つ表現力にも感動する。11)「プリンセス・リリー」12)「ザ・スウェールオブ・タイム(エンディング)」、小曽根ならではのスケールの大きな演奏にピアニストとしての心意気が感じられる。またオーボエやフレンチホルンなど、自然な音色が美しい響きを奏でる。 小曽根真の真価を示したアルバムだ。現代的なジャズの中でアレンジを見事に消化させている。あふれるような情報量の録音だが、クリーンな響きで音像のフォーカスもキリッとして、オーディオ的にも優れている。 |
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カプのおすすめCD エミ・マイヤー 「LOL」 エミ・マイヤー(vo、p、or)アルバート・チャング(vo、g)、ジョージ・デュアリング(eg、ag、Steel g、per)他 曲名 1)エル・オー・エル 2)ドゥーイン・グレイト(アコースティック・ヴァージョン) 3)スティル 4)ワット・カインド 5)オン・ザ・ロード(プリウス・ヴァージョン) |
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皆さん、こんにちは。関東地方も梅雨に入ったようですね。最近はお洒落なレイン・グッズが沢山登場していますよ。この時期、憂鬱だなぁと思いますが、あなた自身への癒しグッズ探してみては如何でしょうか?というわけで、今回のおすすめCDは、キューピーライトのCM曲「エル・オー・エル」やTOYOTAプリウスのCM曲「オン・ザ・ロード」でお馴染みのエミ・マイヤー「LOL」です。初めてCMで聴いた時に彼女の声質・歌唱にやられてしまったcappuccinoです。「LOL」は"Laugh Out Loud”「声を出して笑おう!」の略。では、収録曲が5曲というミニ・アルバムのご紹介とまいりましょう。 キューピーライトCM曲でお馴染みの1)「エル・オー・エル」は、エミの不思議な声質と歌唱!ジョージのスティール・ギターをはじめとするギター・サウンドが融合し、ほのぼのとした気分にさせてくれます。エミ自身のライナー・ノーツによりますと、「LOL」はこういう大変な世界に生まれてくる赤ちゃんの純粋さへのお祝いであり、「一緒に元気よく笑いながらのびのびと育ててあげよう」というメッセージです。Cappuccinoが気に入ったのは2)と3)です。エミの可愛いルックスとはアンバランスな陰影漂う旋律とアーシーさが伝わる2)「ドゥーイン・グレイト」は、世の中いろいろと上手くいかないこともあるけれど、君の頑張りは無駄ではないというエール曲です。3)「スティル」は、ゆったりとしたメロディに乗せて、エミのヴォーカルとエミの大学の先輩でもあったアルバート・チャングの個性溢れる歌声が融合して、これまた素敵な仕上がりです。エミのピアノに加えてスライド・ギター&パーカッシブなドラミングが徐々に盛り上げます。4)「ワット・カインド」は、エレクトリック・サウンドを取り入れ、エミとアルバートの伸びやかで力強いデュエットが魅了します。5)「オン・ザ・ロード」は、色鮮やかなポップ調の楽しいサウンドです。仲間とのドライヴにうってつけです。 前回に引き続き、不思議な魅力の洋楽をご紹介しました。ルックスは気品漂うお嬢様という印象ですが、親しみやすさもミックスされた彼女の歌声をお愉しみ下さい。若者からおじ様たちもきっとファンになると思いますヨ。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) エミ・マイヤー Emi Meyer:プロフィール アメリカを拠点に活動するシンガー・ソングライター。アメリカ人の父親と日本人の母親の間に京都で生まれる。1才になる前にシアトルに移住し、現在も在住。幼い頃よりクラシック・ピアノを学び、友人と共演したいとの理由でジャズ・ピアノも学ぶ。18才で曲を書き出し、L.A.と東京でヴォーカリストとしての活動を始める。07年にシアトルー神戸ジャズ・ボーカリスト・コンペティションで優勝。その後、Jazztronik、Shing02のアルバム、ライヴで共演、その歌声と存在感で多くの聴衆を魅了する。 2009年にリリースしたデビュー・アルバム 『キュリアス・クリーチャー』が高い評価を受け、iTunesStoreや多くのCDショップのジャズ・チャートで首位を獲得。期待の新人として一躍注目を浴び、フジロックをはじめ各地の大型フェスに出演。また、CM「午後の紅茶」「アヲハタ55ジャム」に起用されるなど話題になった。 2010年に全曲日本語歌詞の2nd『パスポート』をリリース。 2011年3月に3rdアルバム『スーツケース・オブ・ストーンズ』を発売した。(プランクトンHPより引用) |