ハイファイ堂メールマガジン

shohinbu

こんにちは、オーディオビギナーズ＆商品部　榊原です。天気予報などはあまり見ないので正確なデータではありませんが最近名古屋はとても寒いです。それと同時に周りでは風邪も流行ってきています、なかなか治らないと困っている人も多いみたいですので皆様もお気をつけ下さい。さて本年1発目のメルマガで京都店の永井さんが興味深いことを書いています。「新しいものは足し算の美学、古いものは引き算の美学」まだ読んでない方は是非読んでみて下さい、私はすごく同感するものがありました。今回は私がふと思った事を書こうと思います。
時々どこかで聞くことのある「スピーカーにはジャズ向きもクラシック向きもない！」という言葉。優れたスピーカーはジャズもクラシックもしっかりと表現でき、スピーカー自体に何向きという概念はない、といった意味らしいのですが皆様はどう思いますでしょうか。私はたしかにそういう部分も存在するとは思いますが完全には賛成できません。ソースを選ばず対応性のよいスピーカーは数多く存在します。しかしそのようなスピーカーにも必ず個性がありますよね。永井さんの言うマイナスの美学、ビンテージのスピーカーは個性の固まりのような存在です。

スピーカーに求める要素というのは人それぞれですが、ジャズをより楽しむ上でスピーカーに求める要素と言い方を変えればある程度似た傾向になるのではないでしょうか。ジャズに向くと言われるようなスピーカーはジャズに求める要素を他のスピーカーより多く含んでいます。それがジャズの感動を際立たせ、別のジャンルを聴く時に邪魔になる、ということも良くあることです。そう考えるとやはり向き不向きは存在するというのが私の考えです。オーディオ愛好家のある方が言った言葉で「○○で観たライブは最高だったが同じライブを録音したレコードを家のオーディオで聴くともっと良い！！」というのがあるそうです。お客様から聞いた話なのでうろ覚えですがこの言葉に尽きると思います。何かに特化したからこそ、ライブより良いと思えるようなサウンドに仕上がったのではないでしょうか。どんな人にも数多くのオーディオのなかには必ず自分の感性にぴったりマッチングするスピーカー、組み合わせがあるはずだと私は考えています。いつしか自分のシステムを完成させてこんな台詞を言ってみたいですね。
関連して昨年末あたりからハイファイ堂ホームページに掲載される商品に音質的なコメントが多く追加されるようになりました。担当スタッフがひとつひとつ商品を試聴し感じた事を書いています。簡単な商品レビューのような感じになっていますので意外と読んでいるだけでおもしろいかもしれません。じっくりと読んでみて何か面白そうだ、もっと知りたいと思える商品があればお気軽にご連絡ください。オーディオビギナーズ＆商品部　榊原　勇気

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