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こんにちはこんばんは、レコード店片山です。 秋ですね〜。秋。好きなんですよね〜秋。季節で一番好きですね、秋。(いつも&毎年毎回言うてる) |
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そろそろ紅葉の季節ですね。紅葉は行きますか?僕は毎年行くようにしてます。 現在もそうですがずっと接客小売り業の仕事をしていて、人の集まる都心で人と接する仕事をしつつ やはりたまには街の風景ではなく自然が恋しくなるというか。 春になれば花見、夏になれば花火大会、秋になれば紅葉、これは人生習慣として毎年してますね。できるだけ。 さてさて今回のメルマガも少しでも出会いのきっかけになればいいなぁという気持ちで個人的オススメ盤を紹介しようと思いますが、もちろん今回も「秋の名盤」と行きましょう。 しかし前回は「夕日ジャケ編」だったので、今回は「紅葉ジャケ編」にしてみますね。 それでは 「秋の名盤 紅葉ジャケ編」 行きましょう。 |
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さて紅葉。紅葉のジャケットを調べたら意外や意外、あまりありません。(冷汗…) あるにはありますが他の風景に比べると少な目なように感じます。 そもそも海外では紅葉という文化はあるのでしょうか。 調べたところ、どうやらあるにはあるようです。ただ日本と大きく違う部分が少々あるようですね。 まずそもそも綺麗な紅葉は北半球の温帯地域でしか見られないらしく、気温的にも寒さの厳しい北欧やカナダには紅葉の名所がたくさんあるようですが、他の国々ではそこまで多くないようですね。 そして紅葉の量。日本は落葉樹の種類が他の国の2倍近く多いらしくそのぶん赤から黄色まで多彩な配色になり「日本の紅葉が一番美しい」と海外の方も観光で来るほどになっているようです。 ということもどうやら日本と海外のアーティストとは若干紅葉に対しての意識が違うようでレコードジャケットにするセンスもあまり多いようではないみたいです。 ただあるにはあるので、その紅葉ジャケの中でも個人的におススメしたい作品がありましたので今回紹介しますね。 |
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Allman Brothers Band / Brothers and Sisters (1973年作) 紅葉ジャケで一番最初に頭に浮かんだのはコレでした。オールマンの代表作。 紅葉といっても落葉ですが、その落葉の上でお父さんに遊んでもらえずいじけているのか(あくまでも予想)かわいい子供が佇むセンス(後情報だとこの時子供は風邪をひいていたそうな)。 裏ジャケはさらに可愛い女の子がこっち見て笑ってます。 子供ジャケから見ても90年代以降は子供ジャケって一気に増えますが意外に70年代で子供ジャケって少な目なんですね。 (あ、すんません。話が脱線しました。子供ジャケのネタはのちのちにとっておきますね) オールマン・ブラザーズ・バンドはツイン・ギターとツイン・ドラムを武器にサザン・ロック&ジャム・バンドのシーンを広めていったアメリカのバンドです。 不動のライブ名盤「At Fillmore East」は文句なしの名盤なんですが、この作品リリース後オールマン兄弟の名ギタリスト、デュアンが事故で他界してしまいます。 主役を無くしたバンドはどういう手をうつか、なんとか現在の音楽性を貫くのか、もしくはこれを機会に音楽性をシフトチェンジするのか。 このバンドは後者の道を選びました。 デュアンの偉大さをカバーできるわけがない。それは失礼だし残されたメンバーでなんとかやっていくんだと。 それまでのブルース色を薄めてポップ色を強めます。カントリーロック・スタイルも前面にうちだし渋さより明るさを感じさせます。 ただ僕はこれはこれでいいと思うんです。比較なんてしなくていい、いい曲はいいんだと、いい作品はいいんだと。 実際ポップな作品として作品自体は素晴らしいと思うし本作は大ヒットを記録しました。 中でも軽快なアコースティックギターとメロディアスなギターソロで高揚感がひたすら続くような名インスト「JESSICA」は疾走感が気持ちよいです。 ノリノリな曲も多い作品なのでシンミリする秋の音楽とはリンクしすぎないですが、もし紅葉に車で行く機会があればドライブBGMには最適ですね。 |
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Small Faces / The Autumn Stone (1969年作) ボーカリスト、スティーヴ・マリオットがいきなりライブ中(ライブ中ですよ!)もう辞めるぜって突如脱退。(ロックやな) メーカーがなかば強引にリリースした公式ベスト。 んでスティーヴ・マリオットはハードロックバンド、ハンブル・パイへ。残ったメンバーはスーパースター、ロッド・スチュアートを迎え入れてバンド名のスモールを無くしてフェイセスへ移行していき大成功を収めるわけになるのですが。 スモール・フェイセスは、初期は本物のモッズが結成した本物のモッズ・バンドとして活動していたのがレーベル移籍を機にフォキーなサイケ・ポップを大胆に取り入れていきます。 そしてタバコの缶をあしらった変形ジャケットの名盤『オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク』が見事全英1位のヒットとなった矢先にボーカルが抜けちゃうわけだから、メーカーがおいおい困るぜおいおい、と急遽リリースしたんでしょうな。 そんな彼らの代表曲を時代関係なく収めつつレア曲やライブ音源も入れた太っ腹ベスト盤で、本作からスモール・フェイセスに入ったリスナーも多いようで入門盤でおススメする人も多いみたいですね。 個人的にはスティーヴのエモーショナルなシャウトがドラマティックに展開していく「Tin Soldier」がやっぱり大好きですね〜。オルガン・ハードな「Wham Bam Thank You Mam」も隠れ名曲です。 もちろん初期のモッド・アンセム「All Or Nothing」「What'cha Gonna Do About It」は説明不要で鼻血が出るほどかっこよすぎですが。 落葉ジャケも秀逸なので買って損なしのベスト盤ですね。 |
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Roger Morris / First Album (1971年作) では最後に。 前に紹介した2作がジャケは秋ジャケだけどサウンドは秋っぽくないので(苦笑)これはジャケも秋ジャケ紅葉ジャケで中身も秋っぽいアコースティック・サウンドなのでマニアックですが紹介しますね。 英国のソングライターでしてボーカルはのびのびとした声量のある柔らかい歌声でサウンドもレイドバック寄りのスワンプ・ロックやカントリー・ポップといったグッドタイム・ミュージックでして、 「ひとりザ・バンド」と称されてましたがあながち間違ってないなと個人的にも思います。(本人もザ・バンドからの影響を公言しています) 英国出身なのに英国っぽい湿っぽさが薄くて、土臭くてアメリカン・ルーツ・ミュージックが強いですね。 サウンド・プロダクションもインディー感が全くなくやたら曲の完成度が高いのにも驚きます。ドラムの鳴りもグルーヴ感があっていいですね。 無名な作品ですがザ・バンド好きやソングライター好きの玄人にはやたら人気の作品でして、 ザ・バンドやグラム・パーソンズ、後期フライング・バリトゥ・ブラザーズ好きには自信をもっておススメできます。 |
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いかかだったでしょうか。 少しでも多くの方に素晴らしい作品を知ってもらいたいのでもし気になる作品がありましたら聴いてくれたら幸いです。 ちなみに過去にメルマガで紹介した「秋の名盤 70年代男性ソングライター編」「秋の名盤 夕日ジャケ編」です。 気になった方はこちらも併せてご覧ください。 ◆秋の名盤 70年代男性ソングライター編↓ http://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/151127/index.html ◆秋の名盤 夕日ジャケ編↓ http://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/160923/index.html |
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【告知情報】 11/19(土)から「NEW WAVE&ネオアコ 1000円均一特集!」を行います。 今回の特集は本来1000円以上するレコードも多々ありますが、店舗に足を運んでいただきレコードを掘っていただきたく太っ腹に大放出いたします! 思わず「まじ?!これ1000円でいいの???」と声を出してしまいそうな商品もありますよ。 告知ポップ以外にもネオアコ、ニューウェーヴ、ポストパンク好きにはたまらないセレクトとなっておりますのでどうぞ足をお運びください。 お待ちしております。 |
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